広報かつら No.62 1972(昭和47)年 1月
3/8

ヽ ら つ ・乃 報 広 (3) 第62一号 ましたが、受益者の方々のご理解 あるご協力により江川の単県河川 改修事業を伴い四業者によって工 事が進められ一部既に竣功の段階 になりましたが取付道路の拡帳工 事も加わり、来る三月中旬頃完成 を目途に日下進められておりま雪 この事業の工事完成によって予定 計画区域を終了、あとは一部手直 しと登記事務を進め土地改良区の 運営に移ることになります。 通々農業はひづかしい局面にた いしている。大きく転換を要請さ れておりますので農振法の指定を 受け其振興地域指定の確定をいた し一方第二次農業構造改善事業を 行い施設園芸団地の育成による経 営合理化をす、めるため目下計画 中であります。更に広域行政の面 からは城北一部事務組合による黒 毛和種主産地づくりの事業を先般 行った十周年記念大会を契機とし 従来の成果を維持し一層の進展を はかり度いと思います。 道路については県道阿波山笠間 線孫根地域の改良と残されている 改修舗装の施工を要請する外、村 道幹線についての舗装直営、急坂 等のコンクリ-ト化には地元の方 方のご協力によって進められてお ります。多年の懸案であった村道 塙線がようやく地元のご協力をい ただき着工にいたりましたので三 月完成の上は地域発展のために寄 与さること甚大であると存じます。 この解決に久しい間御力添下さっ た方々に対し玄に改めて謝意を表 するもので御座居ます。 塙線と同時に岩船川の災害復旧 工事、北方下飯野線の側溝、掘搾 工事、押久保災害工事が同時にす すめられております。 農業共済事業についても陸稲の 草書、家畜の傷病書、建物共済等 農家の災害救済に役立っておりま すがこの事業の簡素化能率化をは かるため北部四ケ町村による合併 推進協議会が設けられ痛究中であ ヽ ります。 皆さん方の健康を保持する面か ら医療施設の充実と各種健康診断 等を行い各家庭との密接なつなが りを持ち保健婦の活動がなされて おります。又老人福祉対策として 年金増と医寮費無料化を実施しま したが最近診療所にお出でになる 老人が増えたことは喜ぶペき現象 であり村内一般の方々がもっと診 療所を利用され折角の国保直営の 診療所の効率化をはかっていただ き度いと御願い致します。そのほ か高年者クラブの育成、敬老会の 開催、社会教育、体育、衛生、婦 人、老人各教室或は学級を開講し 知識の修得と明る恒家庭づくりに つとめて釆ました。 交通安全対策としては県及び県 北地域交通対策研究会によって計 画をねり交通安全協会の皆様によ るパトロール隊、母の会、各学校 の教育と相使って交通安全村とし ての村ぐるみの運動を続けてまい りました。又役場庁舎新築は計画 通りすみ先般十二月はじめ竣工を み、十五周年記念式と一倍に落成 を祝い、合併以来の功労者の方々 の表彰音行いました。 桂村の象徴とも申すべき近代的 新庁舎は内外の整備を終り旧年内 用品、備品引起を行って御用納め とし一月四日から事務をとってお りますが村民サービ女センタ1と して末永く皆様方に親しまれる役 場といたしたく職貞一同書んでそ の本分を尽す覚悟でおりますので 御気軽に御出かけ下さる棟願いま す。 その後の事業として予定されて おりますことは小学校の体育館、 プール建設と還境衛生と関連して 水道事業の計画を進め、先年試験 した赤沢地辺に水源をもとめ桂中 学校の水不足にも応ずる態勢をつ くり度いと思います。又ゴミ処理 場の建設、国民宿舎の建設はいづ れも広域行政のうちに計画してあ りますが本年に持越されておりま すから早急に実現をはかり度いと 存じます。 この様な事業推進中の時、たま たま村議会議員一般選挙が行なわ れ、旧年未ご曳選なさった十八名 の新議員さんによって議会の構成 もできましたので新しい感覚と視 野に立って抱負を語り合い英知を 集め力強いご協力を頂けることを食後に皆様方のご指導申し上げます。 桂村の皆さんお目出度うご座居 ます。 あけ行く昭和四十七年の新春を 迎え村民の皆様方の御多幸を心か らお祈り申し上げます。 農業委員会は発足以来ここに二 十一年、広く農業者の利益代表機 関として、農地改革の成果を維持 しながら、農業振興に又中央地方 の農政活動等に微力では御座居ま すが献身努力して今日に至りまし た。 しかしながら最近の農業をとり まく内外諸情勢の著しい変化に対 応し、農地法の改正、農業者年金 制度の創設、農振法及び新都市計 画法等の施行により構造政策推進 の新規担当部問が拡大いたしまし た。これに対してわが国農業の実 態はどナなっているのか、農業基 本法のなかで掲げた農業所得と他 産業所得との均衡という理想は影 が薄〈なってきた、農業所得のな かで占める廃業所得は年々低下し 兼業所得が農業所得をオーバーす るというアンバランスとなってい 新年のごあいさつ 種村農業委員会長 平 賀 義 厚 願いし年頭の御挨拶といたします。 る。まさに日本農業の危機が到来 したというべきでしょう。これに 対しわが系統組織としては昨年の 暮れに全国農業委員会長大会を開 いて「経済政策の転換と農政の基 本路線の確立の要望」をおこなっ た。このような農業の混迷の途を 切り開くためには、政府並びに関 係団体などの農業関係者の力に負 うところ短めて大であります。ケ の決め手になるものは、何んとい っても農業者自身の結集した力で なくてはならないと思います。わ、 れわれ関係者に於ては昭和四十七 年こそ経済政策転換の年であると 同時に農政の基本路線確立の年で あることを一日も忘れてはならな いと思います。 私達農業委員会はこの重大なる 時期に直面し一致協力して桂村発 展のため尽力する所存であります ので桂村の皆さん何卒倍旧のご協 力をお願い申し上げます∵ 以上甚ガ簡単ですが新年のごあ いさつといたします。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です