広報かつら 第54号 1970(昭和45)年 9月
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広 報 か つ (廃6年専) (2) 年⊆)月1〔∋ 6 4 和 昭 北方地区集会 ○期日 七月十七日(金) ○出席数七十七名 ○ 講師 水戸地方教育事務所 指導主事高山利雄先生 ○ 話し合いの内容 第一分科会 司会者 仲山 武男 助言者中山.倍 加藤吉太郎 記録者 加藤木感隆 ・・・・・二・…・‥ どうすれば親 ;-マ二 と子が、お互い に敬愛し合うような、明るい家庭 にすることができるか。 (診 一、親と手の話し合いをする場 をつくろう。 ①親は一般的な理園を云わない。 談話附に、素朴な話し合いをす る。 ⑧理解し合うこと。・ ⑳子供に愛惜をもつこと。 ㊨子供打者且キ掛は、そ砂場で 大森 藤和 広木 郁夫 ⑥ 会の概要 開会のことばのあと茨城県民 の歌を歌った。次いで関数胃艮 と大森村長の主催者挨拶があり 午前中の分科会の話し合ったこ ④(診 喧)⑳ ではないか。また、年寄りのお 茶の謂を設けることもよいだろ う。(集まり易い場所として、 公民館が考えられるが、ない字 では、何とか建てられないだろ うか。)敬老会を部落でやる (告内部落のように)ことも、 さらに、家庭でやる〔とも意義 深いことであろう。 みんなのために働らいている 人に「ごくろうさま。」とか 「ありがとう。」とかことばで 感謝の意を表わそう。新聞、如 便配達哲なさっている方、道路 をなおーゼいる万など、みんな のために働いている人、村の役 員、職員などにも、ことばをか けてはどうだろうか。 ○ 全 著 者 休 会 広末 香 油沢喜久雄先生 瀾谷正一郎 広末ゆき子 よく聞えてやる。 ⑤テレビを見る番組は、親子よく 話し合って決る。 二、父親学級を開設しよう。 子供ぼ、母親にばかり、相談や 意見をして、父親をできるだけ避 けようとしている。 ⑤子供の心理や躾について学習す る。 三、親は日常鞋治の行数・関度が 常に模範であるようにしようパ ①親(夫婦)は常に仲よくし、な お老人を尊敬する。 ⑧家庭内の出来事ぽ、他人に口外 しない。 ⑨革し合いは、心と心のふれ合い であるので、命令や伝達的なこと はしない。 ④人の欠点や悪口は絶対に云わな 。 ‥…・…・;・=‥ 時間をたいせ ….げ=遥.…つに使って、.き まりよい生活をするには、ど一フレ たらよいか。 とについての報告がなされた。 広大アワA会長司会のもとで、 質疑を受け、動議により、第三 分科で結論を得なかった「公共 のために働いている人に敬意を 払う」ことについて話し合い、 前述の⑳のようなことにまとま った。残り時間が悼小になった が、小沢講師の「人間をつくる 仕事は重要である。部落の会合 のような時にも、公共心、を育 てるよう心がけてほしい。家族 の話し合いの中でも、親が子の 模範となれ」と、「公共心と公 嘩小の添いについて」の説明を おりこんでの講話があり、閉会 となった。 参会者一同、暑さにもかかわ らず熱心に話し合いを進めた中 で公共心、公徳心を育てること の重罪性を認識し、大森氏の報 告の結びにあったように、身近 なことがらの実践によって、親 が子の模範となろうと快挙レて 有意義な、研究集会の会場を去 っていった。 次回の十二月の集会が、今回 以上の成果をあげ、盛会になる ことを信じて、坪地区の望冒 終わる。 「会議、会合の場合は脾刻を守 ろう。 ⑤やまかけ僻問をやめる。 ⑧農家は時間的に不規則であるの で改めて、規則正しく作活するよ ,つにする。 第二分科会 司会者 森田治彦 助言者 三村八都 留水道雄 記録者 加輝大武夫 交通法規を理 洋〓遥.…解し交慧警 守るには、どんなことに気をつけ 励行したらよいか。 「北方小学校前道路がよくなっ て、革のスピードがでるので注点 しよう。 ⑤横断歩道をつくる。学校標準ぜ つくる。 二、小中学生の、テーラ・バイク の無免許運転をさせないようにし よう。 ①「かぎ」は必ず親が保管する。 ⑧子供が運転できるのを白まんす ることなどしない。乗らせない。 三、遵転者に酒を飲ませない。 ①「知らせ」の人等には、酒を持 たせるか煙草等を持たせる。 四、歩行者はよく交通ルールを守 ろう。 ⑥一般の人のうち、特に中、老人 屑が悪るいので交通法規を勉強し て守る。 ⑧子供は、通学のときは交通法親 をよく守るが、帰宅してからは守 られていないので、親はよく注意 する。 ‥享・……∴ お互いに郷土 芋-マ四岬 をきれいにし、 公共の場や施設をたいせつにとり 孜うにはどぅしたらよいか。 一、道路にごみや革を捨てないよ うにしよう。 ①ごみ捨場を部落ごとにつくり立 札をたてる。 ⑧家庭で焼却できるものは、つと めて処超する。 ③一附三力村において共同処理場 をつくってもらいたい。 ㊨各部落ごとに道路清掃、草刈り こさ払いをする。 ⑤会合には出席して話し合いをし きれいにする。 二、公共の場や施設をたいせつに しょう。北方地区(社務所・集荷 所)-高久地区(社務所侶子供の 広場) ①各家庭をきれいにする。そうす れば、公共の湯も必ずきれいにな る。 ⑧他の子供でも、悪いことをして いたらきびしく注意する。 ⑧会合に出席して、きれ恰にする ことについて準レ合う。 四、村民運動会などでごみを散ら さない。後任天資する。 第三分科会 同会者 富永福寿 助言者 広末 昇 仲山 茂 矢沢 修 記録者 大呂忍 ‥妻…………‖ お互いがあ 盲Ⅰマ五岬 いさつ慕わ ●●▼■■■●●●■■●一■■●■●■ し合い、ことばをかけ合って、明 るい社会伴靖をするにはどうした らよいか。 一、だれにも明るくあいさつしよ う。 ⑤気の合わない人にもあいさつを する。 ⑧離れたところでも、気軽にあい さつをする。 ③子供からあいさつをされた時ぼ 快くやわちかいことばで応じ、必 ず返礼する。 ④軍の連転中や、交通盈の多い道 路や、また、旺未申は簡便なあい さつをする。(形よりは心でする ことで一般の人が了承するように する。) き・・・・・‘・・ としよりをい ….げ渓.岬たわり、公共の ためにつくしている人に敬意をは らったりするには、どうしたらよ ヽ、一〇 レカ 「年よりと準レ合いをしよう。 ⑤としよりは経険も豊富なので相 談する。 ⑧革し合いを常にして孤独感を与 えない。 ⑨としよりに親切にする。子供の 模範になるようにする。 ㊨年令的な断属ができて、通じ合 わないというようなことがないよ うによく話し合う。 全体会 司会者 加藤木思PTA会長 助言者 高山利雄先生 記録者 加藤茶森郎 広末蔑樹 ㌧…・・・‥各分科会の望ロは前 ‥ 濠椅.…讐通差された。 …質疑応峯ニ ー、革ごみを道路に捨てないこと は、村全体で実践しよう。 ⑤ビニールの包製紙の後仕宋をす る。 ⑧こさばらいを清掃日を決めて行 なう。 ◎バスの停留所をきれいにする。 (ごみ入れ箱をおく) ㊨道路と畑の境に、大きい石など おかない。 ⑤ごみと草の捨て場をつくり、立 札をたてておき、当番で処理す る。 ⑥村当局に要望:廃退がせまいの で広くしてもらう。 二、学校前の道路に、横断歩道と 学校標識を設置してもらうように する。 岬決議… 実践事項 テーマ一、親と子どもと辞し合 いの場をもち、よく意見の交かん をしよう。 テーマ二、集会の時刻を守ろ う。 テーマ三、道路をきれいにしよ う。 ⑤道路へ茸やごみをすてない。 ⑧道の両側のこさばらいをする。 テーマ四、もう一皮、交通のき まりをみなおそう。 テーマ五、だれも明るく、気牽 にあいさつしょう。 テーマ六、年よりとつとめて話 し合いをしましょう。 …講話… 高山利雄先庄 一、公共心とは社会連帯感の育成 をすることである。 二、なぜ道徳教育をするのか。 物質文明の発達の反面、精神的な 人間性の面がくずれている。現在 は情報化時代であり、マスコミか らの、いろいろな情報を、主体的 に取捨選択して、立ちどまってよ <考え、一歩一歩改毒していくこ とがたいせつである。 道徳教育の真髄は親・先生と子 供が、事実や結果について、これ でよいかと云うこと彗考えて考 えぬくことである。 凍大の佐藤先生の辞しに、今、 乱れているものに、マナー・習慣 社会の慣習などあげられる。 欠けているものに、羞℃小僧紹 を見ることや、身についた公共心 があげられる。 正しい愛国心とは、家族愛、人 類愛(宗教心)公共心など育成き れることによってもつことができ るのである。 現在ぼ、どこの家庭でも、子供 の数が少ないため競争心がない、 したがって、たくましい強い心が 育たないのである。 子どもの非行や夫婦のトラブル の原因は、横線だけで行動してい る場合に限る。もっと縦線となる 親・祖父母と子の関係を太くして 行く心要がある。共嫁ぎなどの子 岩船地区 集会 ○期日七月二ハ日完) ○会場 岩船小学校 ○出席数 T〇四名 ○講師 水戸地方教育事筋所 指導主事 照沼野先生 ○各分科会での話し合いの内容 第一分科会 ・司会 金 長 盛 助言者 高須三別・小林孝夫 エアーマ、(イ)どうすれば親 と子が、お互いに敬愛し合う ような、明るい家庭にするこ とができるか。 (ロ)、時間を大切に使って きまりよい告旧をするには、 どうすればよいか。 (イ)についての話し合い ⑤親子の話し合いをもぅこ と。 どもなど、十体どこに頼ったらよ いのだろうか。 親は、自分の足もとから、子ど もを真実に愛することによって、 学校を愛することができ、村、国 を愛することができるのである。 こうした目標で、道徳研究集会を もったわけである。 ⑧テレビの見方について。独 占しない。親子で見る。時間 をきめる。番組をえらぷ。 ③レクリエーションについ て。親子で短博聞でよいから 実行したい。(トランプ花火 など) ◎家庭内での仕事の分担。 (ロ)についての話し合い ①電話の使い方。長話しをし ない(三分位) ⑧各親集会の時間の厳守。お たがいに、集会の場を利用し て話し合う必要がある。 第二分科会 ・司会 網野辺武次 ・助言者・大畠進・小林強・ 三村忠 ・テーマ (イ)お互いが郷土をきれ いにし、公共の場や施設を 大切にとり堺フには、どう すればよいか。 (ロ)どうすれば、老人をい たわり、公共のために尽して いる人に、敬意を払ったりす ることができるか。 (イ)についての話し合い ①「花いっばい運動を家の庭 ぼかりでなく、道路わき、空 地、神社などにもひろげた い。 ⑧道路わきの草刈り。 ③バスのりばなどをよごさな い。 ④川の付近にごみ、ガラスな どが捨てられている。この 処理を村当局に呼びかける。 ⑤チビッコ広場を設置した い。 ⑥公共の場を使用した後始末 をよくする(青年野球部の 方はよくやっている) (ロ)についての話し合い ⑤若い人たちが、自然に老人 をいたわる気持ちを挙っよ うにしたい ⑧老人の気持ちになって伴浩 していくような躾をしたい ⑧若い人は夢を持っているの だから、老人は過去の事を 押しつけがましくあ善菖 わないようにする。 ⑥公共のために尽してくれた 人には、常に感謝する気持 を養うようにする。 琴二分料金 ・司会 小林すず ・助言者森六光雄・富田学 ・テーマ (イ)交通怯規律理解し、交 通遺徳を守るには、どんなこ に気をつけ、励行したらよい か。 〔ロ)おたがいが、挨拶をか やレ合い、ことばをかけあっ て明るい社会をするには、ど うしたらよいか。 (イ)についての話し合い、 ⑤自転車の正しい乗り方の指 揮が必要(特に低学年) ⑧歩行者も、もっと法規を理 解すること。 ⑧幼児連れの時の親の能度 (手を引いて右側に). ④運転者には、絶対に酒を出 さないこと。 ⑤雨天の際の連転封は泥はね を注意し歩行者に迷惑をか けないこと。 ⑧中学生のバイク運転は、相 対にさせないこと。 まとめとして、歩行者も運転 者も、共に交通安全につとめ ること。 対当局への要望として、防犯 灯の増設、へんぴなとこるの 道路の改修、交通様識の増設 など。 (ロ)についての欝し合い、 ⑤最近の若者は挨拶への意識 がうすらいている。 ⑧お互いの、心のむすびあい 気持ちの通じ合いからも挨 拶の習慣を、まず家庭から 学校、社会へと広めて行き たい。 ⑧具体的には」おはよヱ ぎようなら」 「おやすみ なさい」 「あゎがとう」 「ごめんなさい」などが自 然に出るよう。小さい暗か ら習慣つけたい。 まとめとして、おたがいが自 然に挨拶が岨るように努力し よう。 全体会 ・司会高須二男 ・内容、はじめに主催者側のあ いさつで大森村長の宏村が 県より指定撃つけた経過が説 明され、村民各位の自覚と努 力を要望する「と挨拶され た。 っぎに、午前中の各分科会 からの報告がなされ、殆んど 異義なく認証され、講師の指 導講話となる。 ・照沼指導主事の講話の概要 ○子どもの能力という革を考 えてみると、いろいろの能 力が考えられる。すなわち 学力(知的な能力)身体的 な能力・技能的な能力・そ して社会的適合の能力がそ れである。 ○人間は知的な能力がなくと も、他の甜刀のいずれかが あれば、その人の努力によ って必らず成功するもので ある。という苧を実例をも って説明された。 ○かかる観点からも、人間は 学力のみに偏することなく その他の能力、就中社的適 合の能力の重要性が叫ばれ る所以である。
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