広報かつら 第15号 1962(昭和37)年 7月
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(1) 第15母 ′ 広 報 か つ ら 昭和37年7月15日 株 自作農資金貸付け 条件が変りましに これまで自作農の転落防止 を主眼とんて貸しだきれてき た自作農維持創設資金は農業 基本法が制定され経営拡大化 の資金として切り背えられ昨 年度から貸付限度額一農家当 り三〇万円を本年匿は四〇万 円となり弾力性のある貸付け が行なわれるようになりまし た。とくに現在農外所得が多 くても経営規模の拡大によつ てこんご農業の収入が多くな り自立経営をはかろうとする 場合も認められることになり ました。内容はつぎのとおり ○貸し付け対象幾家 一、自立経常を目途に経常を 拡大または維持しようとする 農家 二、農業による所得が総所得 の過半をしめる農家 ○資金の種類 一、眉作地または小作地を買 うための資金 二、相続によつて農地が細分 化することを防ぐため、他の 共同相続人に相続放棄をして もらうた臥に支払う資金 三、そのほか病気、負傷、災 害、負債整理のために必要な 資金 ○貸し付け限度 最高限度は}農家当り取得資 金四〇万円相続維持資金三〇 万円です。 これは自立可能な農家の育成 維持をはかるため引き上げら れたものです。この結果すで に三〇万円以内で貸し付けを 受けたかたは最高額まで貸付 けを受けられます。 ○貸し付け金利率 年五分 ○償還期間 二〇年以内 ○据え置き期間 三年以内 ○償還方法 元利均等年賦払 ○申込み手続 自作農資金貸付適格認定申請 書を農業委員会に提出すると 同時に自作農資金借入申込書 を農業協同組合に選出して下 きい。 ○その他・ 本県における昭兼三十七年度 の自作蔑維持創設資金の融資 観は二億四千二百万円と決つ た。この内訳は取得資金一億 七千四百万円維持資金六千八 百万円昨年と比べると取得資 金が二十六%の増、維持資金 が九%の減で合計では十四% (参議院議員選挙投票風景) 子どもを夏休み中どのように 過ごきせるかということは、 教師にとつても、親にとつて も極めて重要なことです。疲 の立場からどんな点に注意し たらよいか考えてみましよ -つ○ 学叔の考えかたを理解するこ とが第一 夏休み前にはどこの学校でも 教師の話し合い、教師と子ど もの意見の交換などを行なつ て休み中の目標や計画が決め られます。子どもはそれをも とにして楽しい夏休みに胸を ふくらませていますが、親の 方針とのくい違いがあつた場 合には、子どもは子どもなり に教師やみんなときめたこと と親のいいつけとの板ばきみ になつで苦しむことになりま す。こうした場合、多くは親 の権威が優先きれてしまいま すが、それだけに親としては いつそう細かい配慮がたいせ つになるわけです。 このように学校での指導とく い適わないためにも、夏休み をより有意義に過ごきせるた めにも学校との連絡がなによ りもたいせつになるわけで す。 夏休み前のPTAの集りには 必ず出席して、学校の夏休み に対する考え方を十分に理解 しましよう。 休み中の.計画は子どもと話し 合って 学校での計画をもとにして子 どもは具体的な自分の計画を つくりますが、その際親が作 って与えては低学年は別とし ても無意味どころか逆効果に なる場合が多くなります。計 画は子ども白身が作ってはじ めて実行する意欲も高まるも のなのですから話し合いをす ることによつて決めたいもの です。その計画を作る時に注 意することは の増となつている。 この資金を利用しようとする 農家は農業委員会で相談して やつてくる夏休み 父兄も生活指導の準備を 川なによりも実行できるもの でなければなりませんから、 あまり細かいものにしないこ と。 佃勉強の時間ばかりを頭祝し てきゆうくづなものにしない こと。 川毎日毎日規律のある生活が できるようにすること。 囲子どもが喜び楽しんで実行 できるものにすること。 よい生活習慣もこの時期に 具体的な指導の心がまえとし ては ぃ健康に十分注意する 気温や湿度が高く疲れやすい 季節であるだけに、健康の保 持には十分注意したい。こと に長期の治療を要するものは 二学期に備えて完全になおし ておきたいものでサ。また夏 休みこそ積極的に心身を鍛練 し、健康増進をはかる季節で すから子どもの年令に応じた 適当なレクリエーションやス ポーツの機会を多く持つよう にしましよう。 脚安全には徹底した配慮と対 策を 交通事故、悔や山の事故から 子どもを守るためには、じゆ うぶんな注意が必要です。最 近の年令別増加率をみても13 才〜15才の年令層がいちばん 高くなつています。日常の話 題の中にハまた子どもといつ しよに外出する機会を利用し て具体的な例昏とりあけて指 導するように努めましよう。 刷よい生活習慣が身につくよ ゝつに 夏休み中にくずれた生活の習 慣が身については大変です。 家事の手伝い、学習や読書、 テレビ、ラジオの聴視等の中 でも、子どもの生活態度に注 意を払っていきたいもので す。 下きい。申請書用紙は農業委 員会にあります。 (農業委員会事務局)

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