広報かつら 第13号 1962(昭和37)年 5月
2/4

(2) 第13号 昭和37年5月15日 陽春の頃となり誠に暮しょ くなりました。村内の皆々様 の御繁栄を祈ると共に今回紙 上をかりて挨拶する機会を得 ました事は小生として光栄に 存ずる次第であります。 昭和州六年度末村当局とし ての健案中学校統合という歴 史以釆の大事業が計画され、 旧坪、岩船、沢山の中学校は昭 和升七年度初頭より桂中学校 の名称の許にその発足を見、 浅学非才の身を以て校長とし て推挙きれ旧中学校職員の大 部分と新たに数名の職員の配 置をえて総員三十三名、生徒 数坪二〇三、岩舟三〇四、沢 山二五七、計七六五名で桂中 学校が出来上ったことになり 旧中学校をそのま〜各教場と 改称し四月二日辞令公布式を 村当局、教委の参列をえて挙 式新たな学校組織に立って運 常することになつたのです。 そして教或は加藤木こ華氏 外九名を坪教場に、教場主任 位相立 軽率療校発見す 初代校長に 安嶋三好氏就任 桂中学校が四月一日誕生し \ ∴∵∴ 塑聖堂望王室 就任の 桂中学校長安嶋 三 好 二ました。 + 従来 の坪、碧出、沢山各中 学校は擁校となり、統合中学 の校舎新築までは桂中学坪教 場、岩舟教場、沢山教場と呼 称することになりました。 田中信雄氏外九名を沢山教 場、岩船教場主任塀野辺武次 氏外十一名を岩船に任命し各 教場単位に生徒の教育現場を 設定校長としての小生は岩 船教場にあつて三教場を均等 に巡回し稜々の教育経営に専 念し新種中学校の基礎造りに 邁進いたすつもりですが、相 当局はもとより各種団体、各 家庭の皆様の御協力、御理解 を得て生徒の安全、学習への 向上に努力いたす所存であり 患す。 然し乍ら各教場には旧き学 校の伝統、教育方針、地域社会 の特異性があり一挙に桂中学 校の は至難でありますので十分反 省定検討を加え全分野にわた り高い調和と安定性に目指し て桂中学の教育方針をうらた てゝ行きたい念願でありま す。以下項目的ですが方針の 概要を記述いたします。 1.教職員の組織充実強化と 挨拶 ⊂二] 両玩 革和室減食澗櫓咄綽堅 牢根. ヰ巧良休会飛 隼†字 7’ -′L 鼠♪・M. 恐ろしい小児マヒや日本脳 炎など種々の伝染病を防ぐ方 法として肝心な対策が三つあ ります。 その一つは病気を起こす源 の細菌やゲイルスを殺してし まうこと。二つにはばい蘭の 感染してくる道を断ち切るこ と。三つには伝染しても病気 にならないような舐抗力をだ れもが持つことです。 ことに三つめの方法は普断 各家庭や職場や学校で、栄養 体育休養など個人摂生に注意 することによつてある程度は 防げます。 それに赤ちやんは、おかあ きんからかなり強い病気に対 する抵抗力(免疫) をもつて 生れてきますし、その力が半 年位で衰えてきても、一万か らだの発育するにつれて少し ずつ力の弱い伝染病菌やゲイ ルスに慣れ、知らない問にこ の抵抗性をからだの中に作る 人が少なくありません。これ を自然免疫といつて、結核健 康診断のツベルクリン反応検 査で陽性といわれる人明大部 分がそのよい例です∴〆 7.勤労教育の育成 以上でありますが、各家庭、 PTAを初めとして諸機関の 服務体制の構立 2.教育周容と学習指導改蕃 山計画的龍率的 √囲指導力の養成 学力水 準の向上 伸一斉テストの実施 3.道徳情操教育の育成 4.科学附技術的な教育 5.教育の機会均等 進路指 予防接種は現代人の常識 病気を治すより病気にならぬように 導 保陛体育の充実 安全教 育 方々の御協力御支援御躍捷な くしては、との目的達成は至 難と思います それよりも生徒の将来の宰 福をかちとる為にも大切なこ とと思考いたすものです。 我等職員協力」致研潰これ つとめて参りたいと思います ので幾重にも御縁力御支援を 御願いいたします。 広地域で現状のところ一々 御挨拶いたすのが至当であり ますが紙上をかりて失礼乍ら 愚見虐述べ就任の挨拶にかえ きせて頂きます。 しかしこれでじゆうぶんとは いえないし、まただれもがど の病気に対しても自然に免疫 ができるものではあり から、病気にかからないため には、人工的に免疫を馬身る ことが必要になつてくるわけ です。 そこで予防接種こそ伝染病 予防のため最良の武据といえ ます。 予防接種法で定められてい る予防接種の種類は次のとお りです。 1.生後二ケ月から生後一ニ ケ月に至る期間のもの 2.小学校入学前六ケ月以内 の、もの 3.小学校卒業前六ケ月以内 のもの ジフテリヤ 1一生後三ケ月から生後六ケ 月に至る期間のむの 2.右の定期予防接種後一二 ケ月から一八ケ月に至る 期間のもの 3.小学校入学前六ケ月以内 のもの 4.小学校卒業前六ケ月以内 のもの 腸チフス パラチフス 「日本赤十字」事業 (日赤募金運動)に御 協力下さい 日赤募金運動は例年皆様方 の御協力により好成績をあげ てまいりました。 今年も五月一日より全国一 せいにこの募金運動が実施さ れるLとになりました。 日赤水戸地区において位相 の目標稲十一万円ときまりま したので種村では昨年同様各 部落ごとの目標砥忘二応算出 1.生後三六ケ月から四八ケ 月に至る期間のもの 2.右の定期予防接種後六〇 毎 才に至るまでの間におい て毎年 百日せき 1.生後三ケ月から生後六ケ 月に至る期間のもの 2.右の定期予防接間後一ニ ケ月から一入ケ月に至る 期間のもの 小児セヒ 1∵鞋後六ケ月から生後二一 ケ月に至る期間のもの 2.右の定期予防接稀後一ニ ケ月から一八ケ月に至る 期間のもの臨時的に実施 するもの 発しんチフス、コレラ、ペス ト、インフルエンザ、ワイル ス柄、日本脳炎 国民年金の保険料は月を単 位として、毎月これをおきめ るのがたてまえで、このおさ めなければならない期限を納 期限という。四月五月六月の 保険料の納期限は七月末日、 七月八月九月については十月 末日というように、三月ごと に一まとめにして、納期限が 定められている。これは保険 料は毎月分をおさめなければ ならないが、おきめるについ ては、三月分をまとめておさ めることができるよう常考え ているわけです。納期限をす ぎてもおきめなければ、とう ぜんこれは滞納になる。国民 年金制圧は強制適用だから、 いたし駐在員さん方の奉仕を 得て募金運動を実施いたして おります。村民の皆きん何卒 日赤事業に御理解下きれ各部 落共目標額を運成下さるよう お願いします。 昭和lニ十七年度赤十字事業 の主なるものは次のとおりで す。 ねん1きん 〝保険料の納期限″ ねんきんなんて、そんなけち くさい讃、よしてくれ、という のが若い人たちの、ほんとうの 気もちでしょうね。なにしろ、 青雲の志をいだいているのです からね。歳をとることなど、考 えちやいませんよ。だれだつて そうですよ。ですがね。人間、 いつぺんに年をとるわけにもゆ かないし、年をとるのを、ちよ つと待ってくれもだめですよ。 そうなるとですね。やはり、や るぺきときに、やっておくと、 それがいつのまにか実るもので すよ。 被保険者の要件に該当する以 上は、たとえ屈をしなくとも、 法律上はとうぜんに被保険者 であり、保険料の納付義務は ある。したがって納期限をす H 老令年金の練上げ支給 つまり六五才から老令年金 を受給できる人々は、六〇才 になつてからであれば、いつ でもその人の希望するときか ら、死亡するまで、支給する こととしたものです。 目 死亡-時金制度の創設 新しい仕組として、死亡一 七、身休障害者の援讃 六五四三ニー ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ 〝改正された国民年金″ 災害救助 無料巡回診察 赤十字看箆婦の養成 成人病対策 家庭看護法の普及 救急法及び水上安全法の 普及 時金制度がつくられました。 保険料を三年以上納めた人 が、国民年金から何の給付も 受けることなく死亡したとき は、遺族に死亡一時金が支給 きれることになりました。 最低五、000円から最高 五二、000円です。 出 陣害、母子、準母子、遺 児年金の受給資格期間の短縮 大けがをしたり、夫が死亡 した不宰な人達に少しでも早 く拠出制の年金を支給して、 その生活を保証するため、最 低一年間保険料を納付してい れば、これらの年金を支給す ることとしたのです。 囲 その他の改正事項 準母子年金制皮の創設 準母子福祉年金制皮の創設 末文総福祉年金の創設 福祉年金の支給制限 ぎれば、滞納になることには かわりがないわけです。 しかし保険料を滞納したか らといつてただちに税金の ように督促をし、滞納処分を 行うということはせず、どこ までも被保険者の自発的な納 入を期待しているわけです。 しかし保険料の納付義務を 履行しないものについては、 たとえ身体障害者になるよう な事故がおこつたり、夫が死 亡したりしたようなばあいで も年金は支給きれません。す なわちおきめていなければな らない保険料は、納期限のす ぎたものだけで、つまり滞納 がなければよいわけです。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です