広報かつら 第2号 1961(昭和36)年 5月
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昭和36年5月20日 広 報 ) 2 ( 号 2 第 つ 桂第二農 三十l一年十一月、部員十三名 の乳牛の儲団導入によつて発 足し、昨年十l月に牛乳処理 所を建設するきでの滴三ケ年 は、不姫年の出現、諸疾病の発 生、乳価の不安定等々に悩ま され、その苦労と努力は並大 抵のものではなかった。 その間、飼育技術が同上す るに伴つて、優良乳牛の導入 と乳価の問題が大きく取り上 げられるようになり、中でも 「乳価の安定万乗如何」が今後 にぉける酪農振興の重嬰な鍵 として、高い期間に亘って種 々検討が加えられた。 その結果「酵農経営を安定 設資」をににさ このたび地方税法の一部が改 正されました。それは国税改 正の影響が自動的に地方税に 及ぼさないよう国税の減税に 対応し地方税でも大衆負担の 軽減に絡めました次第です。 市町村民税の課税方式の統一 住民税の課税方式は統」すべ くいろいろ論議されてお力ま したが今旬税制調査会におい て審試の結果統一課税に一致 しましたので政府は改正決定 いたしました。現行法では五 つの課税方式のうち第一課税 方式と第三課税方式を廃止し 第二課税方式の本文及び但昔 の二方式に改やて課税す.るこ とになわましたこのねらいは 今まで町村において課税の方 式がまちまちで合理的でない のむ更正し美のであわます。 個人住民税の非課税は、薯年 者控除を現行法〓ニ万円を一 五万円以下は非課税とする。 村民税の課税方式の統一は昭 せるためには、白分達の手 よつて牛乳を処理し、それ よつて地理的、経済的条件 克服する以外に方途はない との結論から、均一共同出 による「牛乳処理所」の建 に踏切ったのである。 たまたま、部員五名の新加 地方税法の一部改正について 順調にすべり出した 牛乳処理所 -桂第l一農協酪農部- 落て 歩博が本 て 、、 等年みし//現い 入もあつて、希望にみちた真 倒な建設工事が続けられた。 との牛乳処理所は、総費用 一入九万円で大規模なもので はないが、新農山漁村振興特 別助成の三十五年度の事業と して取り上げたものであつ て、経営共同化への明るい芽 がここに誕生したといえよ 、つ0 建設地(大字孫根) 建 坪(十三坪) 機械設備費(一五三万円) 昨年の十一月一日から操 発、小規模ながら近代的な設 備をもち、生産された牛乳の 処理とピン詰の作業に郡民二 名が専属作業員として専念し 適用する。 和三十七年個人の村民税から 電気ガス税の免税点制度 の創設 このたび零細負担排除の趣旨 から新たに免税点の制度を設 け同一の需用場所にぉいて使 用する定額電灯または従量電 灯の∵竺片の使用料金が三〇 〇円以下のものに対しては電 気ガス税を課さないことにな わました。これは本年六月一 日以降収納すべき料金に適用 する。 遊興飲食税の改正 遊興飲食税の名称が料理飲食 等消費税に改められました飲 食店、輿茶店等における免税 点が五首円に引上げられまし た。今まではlニ百円以上は課 税されました。 旅館における免税点が干円に 引上げられました今までは一 人一泊の料金が八百円空では 課税されないこととなつて泡 原乳の長距離輸送 もたく、また輸途の経費 乳を る。 在は、一日忙市乳六五〇 学童飲用牛乳約九〇〇本 桂ミルク〃として好評を 、処理所の経営も順調な み 処理所の建設によつ せている。 ことが出来たものといえる。 殊に本年度の村予算におい て夏期(四月から九月) の学 童飲用牛乳に対する多額の補 助金が計上されたことは、学 童の体位向上のためにも、ま た酪農振興のためにも見逃せ 放い大きなカである。 悩みの中から生れたこの牛 乳処理所の今後の運営にはな お幾多の苦労もあることだろ うが、部員の強固な結びつき によつて必ずや前途をつづけ 得ることができるであつう。 も削減されて平均された乳価 が確保されていることは、郡 民十八名(飼育頭数四十頭) の離農経営を一応安定させる 乳児検診について 農繁期で皆様御忙しい毎日む 御送りのことと思います。 去る四月二十六日から三日間 保健所の攫助をうけ乳児検診 をし生したので、その結果を 御知らせします。 受検者九十三人の栄萎指数( 身長、体重から計算したもの) は母乳七四人(内、正常四五 人、やせている一七人、やせ すぎ五人、太っている七人) 混合栄養一五人(内、正常一二 人、やせている二人、太つて いる一人) 人工栄蕃四人(内、正常三人、 やせている一人) で混合栄養では正常が多く発 育がよいが母乳の場合は、や 少ましたがこのたび一人一泊 の料金が干円までは課税され 放いことになh三重した。 今月の村税は 軽自動串税ですからお願いい たします。 税務課 御存じですか 梅雨のはしりと入間 五月の空は「さつきばれ」という 言葉がそのままあてはまるよう な天気も多く夏を思わせる暑い 日もあります。 しかし一両梅雨期に近づいてい ますので五月も半ばごろになり ますとぼつぼつ「つゆのはしり」 がはじまります。 オホーツク拓から三陸沖に高気 圧があらわれてここから冷い北 東の凪が吹きこみ、南方の暖かい 空気とぷつかつて天気が悪くな ります。気圧配置のうえではほぼ 梅雨型となりますので、これを「 つゆのはしり」と呼んでいますが とくに東日本に著しくあらわれ ます。暦のうえでは入梅は六頂十 一日ですがこれはもともと太陽 が黄経八〇度をとおる口のこと で、梅雨にはいるのは地方によつ て大分違い過去の記録では五月 十日ごろから二十日間が多くな っています。 県は平地林における造林地 を対象として、林木の生長促 進と下草生産の増大とによ り、綜合的な県東経営の改善 に資し所得水準の向上を図る ため、造林地肥培普及車莫を 行うこと忙なゎ、その補助規 程が定められましたので,主 なところをお知らせします。 せてい時やせすぎが此校多 い、とれは母乳が足少なぐて も分らない場合と、離乳がお くれている場合とあります。 生後五、六ケ月より離乳の準 備を初め、潤一年で完全に離 乳するようにするのが理想的 です。いつ迄も母乳をのませ ておりますと栄養が不足して 顔が青白くなつた幻、棉気に かかりやすい体質になわま す。かわいい赤ちやんのため ですから乳児検診や、小児麻 補助の対象になる専業は 当村の標高一〇〇米以下 の地域で 餌植付後五年までの、すぎ、 ひのき、あかヰmつ、くろ まつ、または肥料木の造 林地に肥料を施こす事業 ㈲肥料木(ねむのき、えに しだ、はぎ類、やまはん のき、ひめやしやぶし、 造灘地肥培に凋 補助が受けられます 大豆増収の栽培法 大豆の生産量は需要の増加 に拘わらず年々作付の減少が 見られる。これは生産販売等 に必ずしも良い方洪がとられ ていなかつた。村においては 普及所と共に大豆作の稔合改 善地区を設け積極的忙推進す る方針である。大豆は温暖で 多湿の気候を好む作物であり 叉冷涼なのがよく應県では特 に県北忙栽培面積が多い。大 豆は比較的労力を要しないの で肥沃地で肥培管理、病虫零 防除の葵施ができる所は一〇 アール、四〜五俵生産するこ とも無理でない。次に栽培の 概要を述べると 一、晶軽について 沖積地には農林二号、クチ スズナⅤがよい。洪積地では カクシソがよい。 二、播種期は できるだけ早い方がよい。 この附近では五月中下旬が播 程遠期である。間作の場合は 大麦の申に一〇アール五〜六 立の剖で播種する。 三、播種方法 畦巾七五センチメートル株 間十二センチメートル〜十五 センチメートル位とする。カ クシソ、クチスズナサは署栢 でよい。前作の関係で哩巾の 変更出来ない場合は株問を密 痺、.百日せき、ヂフテリア、 ツベルクリンその他の予防注 射等には是非おいで下さい して、その赤ちやんに通した 指導を受けて下さるよう御す すめします。これから暑くな トニ鷲すと、種々の伝染柄が発 生しますから、赤ちやんの梯 子がおかしいと思った時は、 すぐ医師の診察を受け病気を 未然収ふせいでいただくよう 御願いいたします。 保健婦 石井 補助の顧は やしやぶし、こぼのやま はんのき、やまもも、)を 植付ける串業 PCP険革剤の懐い方 PCヤ除草剤(水溶剤)の 水田咤,ポける使い方と注意に ついて隋上げます。 とする。坪当り五〇〜六〇株 位とする。一株二〜≡粒播と し本葉第一零時に間引いて二 本立とする。欠株の生する場 合があるから補梧宙を用意し 発芽後成べく早く移植する。 四、施肥量一〇アール当 完熟堆肥三〇〇キログラム 塩安 八キログラム 過石 八、五キログラム 熔憐一入キログラム 塩加 八千ログラム この他大豆は酸性土壊を嫌 うから石衣を撒布し酸度を矯 正する。 五、培土、屑由宇防除 大豆は播く時忙深浦を切っ てまくが培土の効果が非常に 大きい。第一回目が本葉第二 其の開く時期第二回目本葉第 四葉の開く時期で第一回目の 十日後である。第三回目は第 七葉の開くとき二回目の約十 五日後となる。・倍増土は開花 前に努施すること。病由宇防 除は増収し品質を向上させる から必ず行うこと。ヒメコガ ネは発生初期にBHC一%粉 剤を一〇アール当り三キログ ラム撒布する。カメムシ、シ ンクイムシも開花と同時に発 生するから開花後一週間目と 二週目頃にBHCまたはEP N粉剤を撒布する。 即の施肥事業忙は、使用し た肥料代金のlニ剖以内の額 ㈲の植栽寄集には、県が査 定した経費の二剖以内の額 なぉ知事の指定した肥料以 外の肥料を使用したり、施肥 畳が少なくまたは肥料木の相 付本数が少ない等、補助が受 けられない場合もあり、明年 実施を予定される方は本年中 に申欝菩を村長に提出するこ とに定められてあります。 朋料、肥料木は、あっ旋もい たしますから実施前に村の経 済課に早目にお申出下さい。 施肥の方法は次号でお知ら せいたします。 常北林務職員駐在所 林業だより 山林は所有しているだけで は所得はあゎません、経営し 本剤は田植前に水爆液とし て使うことが原則ですが、や むを得す田植後に使う時は稲 をよく守って使つて下さい。 に薬害を与いないよう使用法 一、田植前使用する場合 本剤一袋(一キP)を四〜六 斗の水に解かし植代かきした 水田二反歩に撒布する。撒布 後一昼夜以上たつてから田植 するが、この間水は一〜二寸 はたたいておく。 二、田植後(活着後)】の場合 本剤○、八〜○、九キロを 一、五〜二斗の土とよくまぜ 約一〇時間放置し土に興が鯵 透したものをむらなく撒布す る。本剤撒布は田植後四〜五 日たつて活着初めた時期であ る。水は探さ一〜一、五寸張 つておくこと。 土との混ぜ方は直射日光の当 らない所で最初本剤と同量の 土とまぜ増量してから残った 土全部とまぜムンロで覆って 約一〇時間たつたら、もう一 度まぜて撒布する。 三、田植筏(第一回申耕後) 打場合 本剤○、五〜○、六キロを 七斗以上の水にとかし田植後 一〇日頃第一回除草が終って から撒布する (落水した状態 で撒布してもすぐ水を入れれ ぼよい) 薬液の濃度はなるべくうす てし、撒布には撒霧磯を使う 方が安全である。噴霧には水 てこそ大なる所得があるので す。 それ忙はまず一筆一筆どと に山の経営計画を立てましよ う、この山は何年に伐採し、そ して造林する樹種は何にする か叉何木棺えるか、あの山の 間伐はいつ行うか、下刈は何 月に、枝打は、つる切牒はいつ してやるかと考えるとなかな か容易でないかも知れません が、下刈もつる切りも間伐も できない、造林をしたり、は だか山にしていてはそれが山 林を所有していることで経営 しているのではありません。 適地に適木を植付け山の手入 を毎年出来るようまた労力と も見合せて、必ず実行可能な 計画を立てそれを確実に行っ てこそ森林蕉産力の増進とな り併せて所得何倍増にもなる あ と が き ○いよいよ農繁期、過労と栄養不 足には一層の御注意が肝心 ○広報は皆さん方にしたしまれ ることが大切です。そのために 一般の投稿を歓迎します。 (編集子) 五月の農作策 早期栽培いねの田植えの時期と なります。早期栽培は一般的に 普通植えより若百を植えるが、 早生、中生、晩生の順に植えた方 がよく、また保温折衷苗しろの普 よりはどニール畑百しろの苗を さきに植えたほうがよい。 早期栽培の植え付けがあまりお そくなると時により絹棄枯病な どが激発するおそれがあるから 早期栽培で安定多収をねらうに は植えおくれないことが大切で す。 しろかきはていねいに行ない田 植えのときは浅水にし浅植えと する。田植え直後は採水にし、か け流し潅水をさけましヰっ。 面に近づげ、成るべく水忙没 するようにして将に薬液がか からたいよう忙する。 四、PCP使用上の注意 本剤は浅棺、軟弱苗、短苗 や漏水田には薬害が出るので 使えない。本剤は魚貝類に害 を及ぼすので、その心配のあ る場所では使用しないこと。 叉使用機具を洗うにも魚毒の あることを考えてその皆のな い所で洗うこと。 桂担当普及員 加倉井信義 のです。 春は間伐の時期です、秋忙 行えぼ臥や雪おれ等の被害を 受けやすいので春のうちに㍑ て下さい。 しかし伐採左する時に知事 の許可を受けなけれぼな力ま せん。 六月中は許可昏の受付期で す、六月に受けなけれぼ九月 忙しか受付けてくれません。 (森林法第十六条第二項の規 程) 経営計画を立てそれ忙該当 する山は来月中に許可申請書 を役場に提出して、許可を受 け違反になるような無理な計 画を立てぬようにして下さ い。なお山林経営についての 御相談は遠慮なく当所にして 下さい。 常北林務職邑駐在所

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