広報じょうほく No.505 2004(平成16)年 7月
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増井在住の俳人、今瀬剛一 さん(訂)。全国的に幅広い活 動をなさっており、町広報紙 の 「常北俳壇」とも関わりの 深い今瀬さんにインタビュー をしました。 -現在はどのような活動をな さっていますか。 俳句雑誌「対岸」 の主宰 や、NHKテレビ俳壇の講 l H 1」jk デー 管軍 ㌢が憧れ車年qあたり 螢とりの帰り山道にさしかかノ一ブ時、司♂裾♂ 。、 師、また角川書店発行の 「俳句」や「俳句四季」 の選 者などをしています。ひと 月に全国から集まってくる 約2万旬の俳句に目を通し、 月の半分は俳句の各種大会 や講演で出歩きますね、先 月は佐渡へ行ってきました。 弟子 (同人・会員) は北海 道から九州まで、全国に6 50〜700人になります。 て一 ー俳句を始めたきっかけは何 ですか。 高校時代、音楽の滝豊先 生に俳句を教わったのがき っかけです。友人と俳句雑 誌を作って先生にみてもら っていました。偶然とはい え、先生との大きな出会い によって俳句と出会えたこ とは幸せでありがたいこと です。 1俳句の魅力、おもしろさを 教えてください。 俳句は、耗と鉛筆があれ ばどこでも手軽にすぐでき ます。気軽にやって欲しい です。17文字で表現できま す。自分の句集を読んでい います。 また、俳句は読 んだ人がいろいろ なことを想ってく れます。読者によ って受けとめ方が 違うのも魅力です。 -良い句とはどんな 句ですか。選書もなさってい るということですが選定のポ イントを敢えてください。 一度読んだだけで、その 情景や気持ちが伝わってく るものです。直感的に自分 の方へ訴えてくる俳句です ね。たった17文字ですが、 そこから、書かなかったた くさんのことが感じられて くるような作品がいい作品 なのです。 -今瀬さんにとって俳句とは 何でしょう。 俳句は私の生き様そのも のです。俳句を通して自分 とはどういう人間かを知っ て欲しいと思います。自分 そのものをさらけだせるの ノ〜l\ ると、当時のこと がまざまざと蘇っ てきます。青春時 代の悩み、教員を やっていた頃の苦 労や喜び、結婚や 子育て…特に父母 の死に際しては克 明に俳句に残して が俳句です。私は俳句をや っていて本当によかったと 思います。俳句の喜びを多 くの人に知ってもらいたい です。 -今後の活動について聞かせ てください。 私は文章を書くのが好き なので、今後は幅を広げて 少しエッセイや童話も書い てみたいです。俳句をやら ない人にも読んでもらえる もの、例えば入門書なども 書いてみたいですね。 今瀬さん、インタビューに ご協力ありがとうございまし た。エッセイや童話も楽しみ にしています。 広報じょうほく

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