広報じょうほく No.502 2004(平成16)年 4月
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箋月号ではヽ平成15年度 常北町予算を使って町の台 所事情を説明しました。こ のたび、平成16年度予算が 可決成立しま 回は平成16年度予算を用い て再度常北町 (常北家) の 台所事情を説明しましょう。 一般会計予算の話は昨年 の10月号と先月号でお話し ていますので理解されてい るかと思いますが、簡単に 復習をしておきましょう。 一般会計予算というと堅苦 しく感じますが、皆さんの ご家庭の家計簿と基本的に 三村町長の情報公開ページ は変わりがなくて、収入と 支出とからなります。ただ し、法律の親制で1年間の 収入と支出は同じになるよ う定められていますので、 家計簿よりもずっと厳格に 管理する必要があります。 町の予算収入(歳入)を大 まかに分類すると、税金、 交付金、諸収入、国・県補 助金、町債、基金とからな ります。 税金は住民の皆さんから 納めていただいている町民 税、固定資産税などです。 交付金は国・県が集めた 世の中は情報公開の時代になっています。私とし てもできるだけ情報を公開して町の実態を知ってい ただき、町民の皆さんとともに町づくりをしていき たいと考えています。 今回は、「常北呵の台所事情の実態報告モの3」 をお知らせします。 ′爪lへ 税金の一部を国・県から配 分してもらうお金です。 諸収入は使用料、手数料 などとして町に入るお金で す。 国・県の補助金は補助事 業の費用や国や県からの委 託事業費です。 町債は町の借金です。 基金は、今までに積み立 てておいた貯金です。 一方、歳出は稔務費から 商工費までの諸支出、公債 費、積立金とから成り立っ ています。 諸支出は皆さんに対する 各種サービス、職員の人件 費などが含まれます。 公債費は町の借金の元金 と利子払いのお金です。 積立金は基金積み立ての お金です。 昏て、一般会計予算に対 して特別会計予算がありま す。家計簿でいうと、老後 の生活設計や子どものため に、別に通帳を作って管理 するのと同じ理屈です。常 北町には一般会計の他に、 「常北町国民健康保険特別 会計」、「常北町水道事業 会計」など六つの特別会計 があり、これらの特別会計 の赤字補てん分は一般会計 で賄わなければなりませ ん。最近、「常北町国民健 康保険特別会計」 の赤字補 てん分が一般会計を圧迫し つつありますので、機会が あったら「常北町国民健康 保険特別会計」についても 説明することにします。 さて、町の一般会計予算 が16年度現在で置かれてい る状況は、資料1に示すよ うに収入と支出が同額で約 49・09億円です(この予算 数字を「よく丸く収まった 予算」と語呂合わせすると 覚えやすいです)。前回、 町の一般会計を家計簿にた とえて説明しました。今回 もその続きで、常北町の歳 入歳出を家計簿に例えて説 明します。 常鹿家はある会社に勤め ていて、その収入は固定給、 変動給、その他の収入、親 からの補助、借金、貯金の 引き出し分とから成り立っ ています。 固定給は毎年同じ額が入 りますが、変動給はその年 の景気に左右されて変わり ます。最近、常北家の働い ている会社の借金が思った 以上に多いため、会社は変 動給を大幅に減額していま すので常北家の収入は大変 です。具体的には固定給が 109万円、変動給が17 0万円で、昨年に比べ更に 20万円減ってしまいました。 その他の収入が鵬万円、 親などからの禰助37万円、 ローンの借金53万円、貯金 引き出し亜万円の合計が常 北家の年間収入491万円 になります。 広報じょうほく
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