広報じょうほく No.496 2003(平成15)年 10月
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です。常北町には、一般会 計のほかに、「水道事業会 計」 「国民健康保健特別会 計」 など六つの特別会計が ありますが、今回は一般会 計に限定して説明すること にし、特別会計についても、 機会がありましたら別途説 明することにします。 さて、常北町の一般会 計予算が15年度現在で置か れている状況は資料1に示 すように、収入と支出が同 額で約47・3億円、それに 対して借金 (町債残高) は 約64・1億円あります。こ の一般会計の現在の状況を 常北家の家計簿として考え てみます。常北家は、年間 473万円で生計を立てな ければなりません。しかも、 入ったお金をその年のうち に全部使ってしまうような 火の車家計です。そのよう な状況下で常北家には64 -万円の借金残高がありま す。しかも、この借金の中 には、前に説明しました基 地公園開発の借金返済額は 含まれませんので、状況は 一層深刻です。これ以上の 借金は増やせません。もし 借金を増やすようだったら、 常北家は近い将来破産宣告 しなければならないでしょ う。 では、なぜこのような 状況に常北町がなってしまっ たかを説明しておきましょ う。ここ9年間の常北町の 予算推移を資料2に、町の 借金 (常北町町債残高) 推 移を資料3に示します。 常北町の一般会計予算は、 資料1常北町一般会計の現状 単位(億円) 区 分 平成15年度現在 15年度予算総額 47.3 町債(借金)残高 64.1 ( 家計簿に置き換えると く>7 「北家の家計簿 平成7年度から9年度まで は年間約46億円の規模で推 移していました。ところが、 平成10年度から拡大傾向に なり、特に平成12年度から 平成14年度にわたって60億 円以上の規模でした。町の 予算の歳入は先ほども説明 したように、基本的には税 金と借金から成り立ってい ます。町税は、ずっとほぼ 横ばいの状態です。」方、 地方交付税は、平成7年度 から9年度までは年間17億 円くらいで、その後、平成 10年度から12年度までは20 出所:常北町予算書 億円規模になっています。 それが平成13年度から減少 し始め、平成15年度には15 億円にまで減っています。 平成12年度までの20億円に 比べると、平成15年度の15 億円は25%の大幅ダウンで ′【\ す。景気低迷が続く中、国 は地方交付税の配分額を少 なくせざるを得ない状況に なってきています。おそら く、この傾向は今後も続く だろうと考えられます。 出所:常北町予算書 単位(億円) 広報じょうtま<

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