広報じょうほく No.495 2003(平成15)年 9月
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戸市・常北町合併協議会が 開催され、当初は行政内容 の比較、合併のメリット・ デメリット比較、行政制度 の検討が行われ、計画とし ては順調に進められていま した。 ところが、合併 市町村のマスタープランと もいえる建設計画の審議に 入る段階で、建設計画素案 を作成・提出するはずの常 北町が、それらを作成しな いで、水戸市に提出しなかっ たことから、平成10年3月 の第13回合併協議会では、 そのような常北町の姿勢が 追求されています。時期尚 早、慎重対応を繰り返す常 北町執行部に対して、水戸 市側から 「やる気がないなら やってもしかたがない。い たずらに税金を使って、会 議で時間を使って、目的に 前進しないなら徒労に終わ る。やる気がないなら (協 議会を) 解散でも何でもし てください」 「建設計画を 精査して住民に伝えて、初 めて理解される。資料を出 さない。作らせないでは話 が違う」 「町長、無駄な時 間と金を浪費しているの は本当にじれったくて無駄 だと思うんです」 といった 意見までが出され、合併協 議会の実質審議が停止して います。このまま1年半に わたり合併協議会が活動停 止となり、結局、平成‖年 2月に第15回水戸市・常北 町合併協議会で休止決定を しています。当時の新聞は 休止ではなくて 「破談」 と 表現するものもあります。 以上整理して 常北町と水戸市の合併の 話をたとえてみると、常 北町から水戸市に出され た結婚申し込みに対して、 1年半かけて何度もデー トを重ねたあげく、肝心 なところで言い出しっぺ 側の常北町が突然約束を 破棄したようなもので、受 け手の水戸市は困惑するや ら怒り出すやらの結果に なってしまい、感情的なし ′(1 資料1ノ水戸市・常北町合併協議会の経緯 平成6年 9月 議会にて町長ガ合併前向き発言(参照:6年9月22日茨城新聞1面) 12月 常北町12月定例議会で水戸市との合併推進を決議し、決議書を水戸市に提出 12月 議会「常北町・水戸市合併調査特別委員会」設置 平成7年 8月 常北町、全国初住民発議による合併協議会設置請求書を提出 12月 水戸而、常北町両議会で、合併協議会設置案を可決 平成8年 2月 第1匝l水戸市・常北町合併協議会開催(合併協議会スタート) 5月 箋2回水戸而・常北町合併協議会開催(水戸市・常北町比較資料検討) 7月 第3固、景4回水戸而・常北町合併協議会開催(行政内容比較、十万原開発等議論) 8月 第5回水戸而・常北町合併協議会開催(行政サービス格差議論) 11月 第6回、舅7国水戸市・常北町合併協議会開催(合併のメリット、デメリット議論) 12月 第8国水戸市・常北町合併協議会開催(広域行政のメリット、デメリット議論) 3月 第9回水戸市・常北町合併協議会開催(行政制度議論) 7月 第10回、第11回、第12回水戸市・常北町合併協議会開催(行政制度議論) この後、常北町ガ建設計画素案を水戸市に提出しなかったため合併協議会ガ休止 平成10年 3月 嘉13匝水戸市・常北町合併協議会開催(建設計画素案未提出に閲し議論) 6月 箋14回水戸而・常北町合併協議会開催(合併協議会決算報告) 平成11年 2月 薫15国水戸而・常北町合併協議会開催(休止決定) 出所:第1回~第15回合併協議会会議録 3 広報じょうぽ<
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