広報じょうほく No.493 2003(平成15)年 6月
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近年、児童虐待に関して 寄せられる相談件数や死亡 事例が増えています。 平成13年度に全国の児童 相談所に寄せられた相談件 数は23、274件で、川 年前の20倍程度に増えてい ます。 県内の児童相談所に寄せ られた児童虐待に関する相 談は、平成川年度までは年 間100件前後で推移して いましたが、平成‖年度に は270催、平成12年度に は385件、平成13年度に は418件と4倍以上に増 =.います。 ∃ 児車 L待とは… 親または親に代わる養育 者など、現に子どもを監護 する者が、身体的暴力、性 虐待から亨どもを守 見逃さないで′ 字ど毛のサイン 児童虐待問題が深刻化しています 的行為の強要、明らかに不 適切な養育、言葉による脅 かしなどによって、子ども の心身を傷つけ、健全な成 長や発達を防げる行為をい います。 虐待された子どもは心に 深い傷を負い、大人になっ てもその傷に苦しみ続ける こともあります。また、虐 待がエスカレートすれば、 取り返しのつかない事態を 招くこともあります。 l一 〉 l ■匡 亡一t ■身体的虐待…叩く、蹴る、 首を絞める、夜間や真冬 に戸外に締め出す、タバ コの火を押し付けるなど の行為。ひどい場合には、 ( 後遺症を残したり、死に 至ったりします。 ●性的虐待…子どもに対し、 性的ないたずらや性的関 係を強要したりすること。 場合によっては、妊娠・ 中絶・出産などの結果を 招くとともに異性への罪 悪感を植えつけるなど、 子どもの心身に大きな傷 を残します。 ●養育の怠慢 (ネグレク ト)…食事を与えない、 着替えや入浴・せんたく など身の回りの世話をし ない、病気やケガをして も医者にみせない、学校 に行かせず家に閉じ込め るなど。これらにより、 発育や発達がひどく遅れ たり、栄養不良や脱水症 で死に至ったりします。 -つ ●心理的虐待…「お前なん か生まなければよかった」 「お前なんかいない方が よい」 等のひどい言葉で 子どもを傷つけたり、子 どもの存在をまったく無 視したり、他の兄弟と著 しく差別したりするなど。 子どもの心に不安やおび えなどを引き起こします。 児童虐待の防止には 地域の協力が必要です 児童虐待は家庭内で行わ れることが多いために、発 見が困難な部分があります。 そのため、地域において児 童虐待の兆候が見られた場 合、地域の皆さんが児童相 談所や福祉事務所、保健所、 警察などの関係機関に通告 ′L\ するなど、情報を提供して いただく必要があります。 また、育児に悩んでいる人 がいたら、相談にのったり、 相談機関を紹介したりする などのご協力をお願いしま す。 相談・連絡先 ■福祉相談センター(水戸) l 恥221-4992 米月〜金曜日午前8時30 分から午後5時15分まで。 土・日曜日・祝日・夜間 等の児童相談所閉庁時に は 「いばらき虐待ホット ライン」 に転送されます。 ■水戸地方福祉事務所 l Te226-1512 ■いばらき虐待ホットライ ン (24時間対応) l 恥0293●22■029 3 +子どもホットライン l 恥221■8181 ■教育・子育て電話相談 l Te225-7830 広報じようほ<

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