広報じょうほく No.493 2003(平成15)年 6月
2/12
ーメゝ一一i.)手‥に■▲∪ L一t▼●・ ●・ち■ ヽ▲一■I ノト.」一l-、ピ ,=l ㌢ヾ ・J・ゝ∵.・一・1 ご耳鼻Lp㌢㍉■′ ・借入金の状況 墓地公園の開発計画は、 資料1に示す場所に平成8 年から始まり、土地購入、 計画、設計等で、現在まで に約9憶4、000万円を 町開発公社が借金して、町 がその債務負担をしていま す。返済までの利子を含め ると約10億8、000万円 になり、常北町民一人当た りにすると、町民全員が約 7万7、000円の借金を 世の中は情報公開の時代です。私としても、で きるだけ町の情報を公開して、町の実態を知って いただき、皆様とともにまちづくりをしていきた いと考えています。 これから 「広報じょうほく」 を通して、さまざ まな情報を提供していきますので、その情報をも とに皆様の御意見等をお寄せいただければ幸いで す。 今回は、「なぜ、公園墓地開発を休止とした か」 を説明します。 資料1の赤丸がオオタカ の営巣地です。現時点で、 オオタカ保護のため、事業 規模を縮小して工事を着工 抱えていることになります。 現在、毎年約1、400 万円の利子を銀行に払って いますが、元金は7年後の 平成21年までに全額を返済 しなければなりません。 墓地販売=の∴溺 ハ蠣 家書靂 ■■.■良1優 したと仮定します。このと き、総墓地数1、859基 を5年間で販売して完売し たとしても、最終的に約14 億円の赤字になる試算が出 ています。 仮にオオタカの保護問題 を抜きにして、当初計画1 0、000基を完全実施し たときには、もっと大きな 赤字になる可能性がありま す。 資料2に示すように10、 000基の当初計画の算定 基準になっている、死亡発 生世帯比率を基に墓地需要 を計算する大阪方式によか と、平成8年度時点での常 北町の年間墓地需要は10基。 水戸市を含めてもわずか90 基です。墓地開発を計画し た時点では、墓地需要を年 間1、500基と見込んで、 6年半で10、000基と 計算しています。この計算 からすると、年間墓地需要 を1、500基にするため に、対象地域を茨城県のみ ならず、千葉県、東京都も 含めて考えています。 しかし、近隣市町村が開 発主体となった墓地造成の 販売状況を調べると、実際 に墓地を購入するのは、自 分の町と隣町が大部分で、 遠く離れた町の人が購入す ることはほとんどないのが 実態です。 また、資料3に示すよう に、2、000基から3、 000基を造成販売してい る他市町村の例でも、その 販売率は20%から50%と なっており、我が町が年間 1、500基を完売できる 可能性はほとんどないと思 われます。 このように、万一事業が うまくいかなかったときに は、30億円以上の不良資産 を町が抱え込むことになる 可能性が非常に高くなりま す。これは危険な投機行為 で、絶対に避けるべきです。 わたしの決断長 … 以上の検討を踏まえたう えで、私は公園墓地開発を 休止と判断しました。今後、 早急に借金の返済計画を立 てたうえで、返済を実施し ていきたいと考えています。 現在、町は税収不足、交 付税等の縮減で大変な緊縮 予算を執行中ですが、さら に追い討ちをかけるように、 来年度から6年間で毎年1 億8、000万円ずつ返済 しなければならない大きな 借金があることを皆様に 知っておいていただきた いと思います。 広報じようほ<
元のページ