広報じょうほく No.488 2003(平成15)年 1月
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2003年 年頭に 町民の皆様には、健康で希 望に満ちた平成15年の初春を 迎えられたこととお喜び申し 上げます。また、日ごろから 町政に対し、温かいご理解と ご協力をたまわり、厚くお礼 申し上げます。 さて、昨年を振り返ります と、海外ではイラクの大量破 壊兵器疑惑に対する国連の査 察再開や各地における爆弾テ ロの多発など、まさに激動の 一年であったと存じます。 ら 国内においても北朝鮮の拉 常北町議会議長 阿久津 堅 次 .( ち 致被害者の帰国、長引く不況 とそれに伴う倒産、雇用につ いても完全失業率が高水準で 推移するという厳しい情勢等 が続いております。 一方で、日本人二人がはじ めてノーベル賞を同時受賞、 サッカーW杯で日本代表チー ムが初の決勝トーナメント進 出を果たすなど、明るいニュー スもありました。 わが国の経済の厳しい状況 を反映し、地方財政について も地方税収等が低迷するとと もに、数次の景気対策や減税 等の実施により大幅な財源不 足が続いています。構造改革 の一環として国の関与を縮小 し、地方の権限と責任を大幅 に拡大するため、国庫補助負 担金や地方交付税の縮小、地 方への税源委譲などにより、 財源不足の解鞘と地方交付税 への依存体質からの脱却を図 り、真の地方の自立を目指す こととしています。 町においては、快適で住み よい生活環境を推進するため、 平成14年度事業も道路の整備、 上水道事業、公共下水道事業 及び農業集落排水事業等、生 活環境整備の各種事業につい て計画通り執行されており、 順次、俵用開始に向けて進め られております。 さらに、広域的な日本自動 車研究所テストコース、十万 原新住宅市街地開発事業の建 設や国道123号バイパスの 計画等につきましても、着々 と実現に向け進んでおります。 また、急速な少子高齢化に ついては、安心して暮らせる 福祉のまちづくりのため、子 育て支援事業や介護保険制度 の充実に積極的な施策を図っ てまいります。 昨年6月にオープンしまし た健康増進施設「ホロルの湯」 も、温泉プールや幼児プール 等、楽しみながら健康づくり ができ、町民の皆様をはじめ、 町外からもおおぜいの方にご 利用いただいております。 ( 地方分権一括法が平成12年 4月から施行され、地方分権 が現実の歩みを始めたところ であり、21世紀は「地方の時 代」にしなければならないと 考えます。合併間邁について も、住民の皆様が自らの意思 に基づいて判断していくこと が必要であり、議会としても、 こうした自主的な合併醸成に アンケート調査等を参考にし て、十分検討しながら今後取 り組んでまいりたいと存じま す。 私ども議会といたしまして も、より豊かな住みよいまち づくりを目指して、行財政の 厳しい中ではあけますが、創 意工夫を重ね、町民の皆様の 負託にこたえられるよう最善 を尽くす決意を新たにした次 第です。 今後とも町民の皆様の温か いご指導、ご協力をたまわり ますよう心からお願い申し上 げ、新年のごあいさつといた します。 広報じようほく
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