広報じょうほく No.486 2002(平成14)年 11月
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〝市町村合併″という言葉 を最近よく耳にしませんか。 県ではこの11月1日に、つく ば市と茎崎町が合併して〝新″ つくば市が誕生しました。ま た記憶に新しいところでは、 昨年、潮来町と牛堀町が合併 して潮来市に、平成6年には 勝田市と那珂湊市が合併して、 ひたちなか市が誕生していま す。 今、全国の多くの市町村が、 新しい地域づくりの手段とし て、市町村合併を検討してい ます。そこで、この市町村合 併について、今月から何回か に分け、まちの動きも含めて お知らせします。 今なぜ、合併が必要なの でしょうか〜 昭和30年前後、いわゆる 「昭和の大合併」 により、現 在の市町村の形がほぼ整いま した。それから40年以上が経 ち、現在では少子高齢化、Ⅰ マイカーの普及や道路の整 備が進み、通勤・通学・医療・ 買い物など、私たちの日常生 活の範囲である「生活圏巴が、 住んでいる市町村を越え、ま すます広がっています。しか し、昭和30年ごろにできた現 在の市町村では、交通手段も 発達した今の社会の生活圏に 合わせたまちづくりが難しく なってきています。特に都市 計画や土地利用等の分野にお ける行政は、より広い見地か ら一体的に行われることが、 これまで以上に必要になって きています。 T革命、環境問題など、市町 村を取り巻く環境は大きく変 化しています。 ①大きくなった生活圏に合わ せたまちづくりが必要になっ ています。 ②多様な住民〓Iズにこたえ るための行政能力が求めら 住民の価値観の多様化、技 術革新の進展などに伴い、住 民が求めるサービスも多様化・ 高度化しています。こうした 住民の要望にこたえ、市町村 行政の役割をきちんと果たす ためには小さな市町村では困 難になってきており、より専 門的で高度な能力を有する職 員の確保も必要となっていま す。 ③地方分権に対応した市町村 の体制整備が求められてい ます。 地方分権の進展により、こ れまでのさまざまな国の関与 や規制が緩和され、住民の身 近なサービスは、地域の責任 ある選択により決定できる環 境が整いつつあります。この 地方分権のメリットを最大限 に生かすためには、主体的に 政策を立案し、それを住民や れています。 ◎ 議会にわかりやすく示して合 意形成を図り、簡素で効率的 な行財政運営を行える能力の 向上が求められています。 少子化に加えて、2020 年には国民の4人に1人が65 歳以上という本格的な高齢杜 町職員で構成する合併調査 研究会が開催されました8設 置費綱等が審議され、今後は 常北町における合併の必要性 や効果等の調査研究をし、町 の背きんに情報提供せしてい きます。 ④高齢化を支える人的・財政 的な基盤の強化が必要です。 ナ 市町村合併についての覇曇弟-回城北四町村合併 研究会を開催 1・】 、、、 一回合併調査研究会 ⑳ 会が到来すると予測されてい ます。少子高齢化は、働く人 たちの社会負担を大きくする など、さまざまな課題をもた らすと考えられます。今後市 町村においては、介護保険制 度の運営など、各種事業を支 える人的・財政的な基盤を、 より一層充実させるナ」とが求 められています。 まちの動き # ■ 七会柑の総務、企画担当課 長で構成する「城北四町村合 併研究会」が開催きれました。 今後は、合併に関する基本的 事項等について、研究、遜醗 ∃・ を行っていきます。 市町村合併に関する町民意 識調査(アンケート)につい て協議しました。 アンケートへのご協力をお 需2園舎併調査研究会 を開催 広報じようほ<
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