広報じょうほく No.478 2002(平成14)年 3月
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五年 阿久津 舞 私はアイマスク、車イスの 体験をすることになれ、最初 はおもしろそうだ・饗しいか ななど、遊び半分に考えてい ました。 でもアイマスクを初めてやっ てみて歩きだすと、目の前が まっ黒で何も見えず、ただグ ラウンドのロープにひつかかっ たらどうしよう、単にひかれ たらどうしようと、ふあんな 気持ちがつきまとい、ふつう の一歩の半分しか足が出ませ んでした。その時私は、初め て不自由な人が考えることを 乳 実感しました。 そして門のところまできて、 ちょっとした段差でつまずい てしまい、その時心ぞうが大 きくゆれたように、ドキンと なりました。 私はいつもはつまづいても あまりこわくないけれど、目 が不自由だと何でもこわく感 じてしまうんだなと思い、見 えないことのきょうふを実感 しました。 次に車イスを体験しました。 まず私は、おす人のやくを体 験しました。おして行くと土 にのめりこみ、なかなか前に 進みませんでした。 それに信号をわたる時、ち ちょっとした段差につまづいたり、 つえがつかえてしまったりしてと ても怖い(古内小児童) よつとした坂だったのでわた るのが大変でした。そして、 みぞのふたの所は車輪がはま らないようにななめにするま でが大変でした。 次に車イスに乗ってみると、 ちょっとした段差でも、心ぞ うが段差に行く前からドキド キなっていました。 ゼから私は足の不自由な人 が一人でこいでいたら、すぐ に息切れしそうだなと思いま した。 最後に私はこの体験をして、 不自由な人がどれだけ苦しん でいたかがよく分かりました。 だから、不自由な人がいたら、 すぐに手だすけするような人 になりたいです。 五年 小島 紫声フ 私は初めて、車イスとアイ マスクの体験をしました。 足が不自由な人や、日が見 えない人は、どんな気持ちな のか、どんな感覚なのか、そ んなことを考えながら取り組 みました。 車イスは、思ったより乗り ごごちがよかったです。でも、 段差などがあったり、じやり 道の所があると、すごくガタ ガタゆれてとてもこわいです。 坂などがあると急に早くなら ないかなどとても心配です。 おしている時は、乗ってい る人に、いろいろ声をかけな がらやりました。前のタイヤ がはまりそうなみぞなどは、 ななめに通りました。門の所 のような坂は、バックで下り ます。私は、車イスで動く時 は、全部前に動くと思ってい たので、バックで下りると観 いて、ビックリしました。 車イスに乗っている足の不 自由な人は、いつもそんなこ わいことにあっていたり、心 配事もいっばいあって、たい へんなんだなという事が分か りました。 アイマスク体験は、アイマ スクをつけて、白いつえを持っ て、段差などがないか調べな がらやりました。アイマスク をつけると、周りが何一つ見 えなくなりました。白いつえ を持って、調べながら歩いて いると、白いつえが土にささっ てしまったり、ドブのあなに 入ってしまったりして、ころ びそうになりました。いくら、 となりに手助けしてくれる人 がいても、こわいものはこわ いです。足がすくんでしまい、 前に歩く事が出来ません。 目の見えにくい人のとなり にいる手助けする人の役もや りました。日の不自由な人に、 周りの様子をくわしく伝えら れるように、いろいろな所に 注意しながら伝えました。横 断歩道のおしボタンをおすと き、どこにボタンがあるのか など、そういう事まで伝えら れました。 日の不自由な人は、何がど こにあるか、足元には何もな いのかなど、そういう事を心 配しているのかなと思いまし た。あと、アイマスクを取っ た時、周りの様子がバッと見 えて目の前が明るくなりまし た。私は、日が見えるってい いなと思いました。 私は、この体験を通して、 足が不自由な人、目が不自由 な人のたいへんさ、つらさを 初めて実感しました。 私は、これから、障害のあ る人に出会ったら、声をかけ たいと思います。 広報じょうほ<
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