広報じょうほく No.478 2002(平成14)年 3月
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4月から、毎週土曜日を休みとする 「完全学校遇5日制」が全国すべての学校で始まります。 子どもたちの学校外での時間が増え、家庭や地域での 教育の機会がこれまで以上に重要になります。 学校の授業も、ゆとりの中で、子どもたち一人ひとりの 「生きる力」を育てるために、教育の内容が変わります。 /\ ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ▲ 完全学校週5日制で、毎週土曜 日が休日に! 子どもたちにとっ ては、とてもうれしいニュースで しょう。なんといっても、休みの 日は、家庭や地域で学校の授業と は全然違うことを体験したり、自 分の好きなことを思い切りしたり する絶好のチャンス。隔週土曜日 休みの現在でも、ほとんどの子ど もたちが、土曜日の休みを有意義 で楽しいと感じているようです。 「休日が増えたら勉強の時間が 減って、子どもたちの学力が落ち てしまうのでは」と心配する大人 たちもいますが、子どもたちの学 びの時間は年中無休です。学校で の授業だけでなく、家庭や地域で 過ごす時間も、子どもたちはそこ での活動や体験を通して、さまざ まなことを学んでいるのです。 子どもたちは、それぞれの教科 の知識だけでなく、生活の中で必 要なルールや思いやり、やさしさ といった内面的なものも学ばなけ ればなりません。それらは、学校 だけでなく、家庭や地域社会など 生活全体で学ぶものです。下の表 からも分かるように、道徳観や正 - ・ なぜ、完全学校週5日制になるの? 子どもたちの 「生きる・J を育てるために 義感などは、家庭や地域社会での 活動や体験が豊かであるほどしっ かりと身についています。 完全学校週5日制は、子どもた ちが豊かな体験によって豊かな心 はくく を育めるよう、家庭や地域でのさ まざまな体験活動などの機会をも っと増やしていこうというものです。 そして、学校、家庭、地域社会が 互いに協力し、一人ひとりの子ど もたちに「生きる力」を育むこと をねらいとしています。 領覇廷固頸二===≒≡宣 ■子どもが自分で課題を見つけ:■自ら学び、 自ら考え、主体的に判断し、行動し、よ りよく問題を解決する力 r・ ●自らを律しつつ、他人と転読〒他人を 思いやる心や感動する心など豊かな人間 性とたくましく生きるための健康と体力 ● ● ● ● ● 生活休験と道徳観・正義感 自然体廉と道徳観・正義感 -一 道徳観 道徳観・正義感 ■ ■ 妙レl■■ ■+ 0%・ 0% 20% 40% 60% 80!絡 100% 文部省「子ども体験活動等に関するアンケート調査」(平成10年12月) 20% 40% 60% 80% †08鞄 広報じょ剖まく 2
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