広報じょうほく No.477 2002(平成14)年 2月
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一人ひとりの個性を尊王 地域の皆さんには、常日ごろよ り「古内ソフトボール少年団」の 活動に格別なるご尽力をたまわり、 心から厚く御礼申し上げます。 私たちの少年団は、古内学区の 子どもたちで結成されており、学 枚及び地域の方々の温かいご協力 を力強い支えとして活動していま す。 この少年団の特徴といえると思 いますが、運動能力の高い子ども が入団し、技術の裁い合いの中か らレギュラーとして選抜され、大 会に参加する通常のスポーツ少年 団とは異なり、高学年になれば全 団員が各々のポジションを与えら れ、各種の大会に参加できるとい うチーム構成ですので、優秀な成 績を残すことは至難の業であるこ ともおわかり頂けるかと思い ます。したがいまして、まず は「1試合勝利」を目標とし、 少ない団員ではありますが、 大きな希望を持ち、各大会に 参加するよう努めています。 子どもたちに入団の動機を 聞いてみると、「古内学区で やっているから」「友達が入っ たから」等の声が多く、初め てスポーツを通しての仲間づ くりの場に参加する子どもが 大半のように思われます。 ソフトボールが大好き、ス ポーツをどうしてもやってみ たい、といった積極的な動樺 は非常に少ない状況ですので、 子どもたちへの指導の書…は、 技術面よりも一人ひとりの子 どもたちの性格をよく把撞し、 褒める言葉としかる言葉を交 ( 一弘醜醤油幽 いしすえ 青少年健全育成の礎に 古内ソフトボール少年団 えながら、「スポーツは楽しいん だ」と思ってもらえるよう、全団 月に根気強く接しています。小学 生のスポーツは「やり過ぎないこ と」も肝要だと考えています。な ぜなら、「やり過ぎ」により、そ の事に対して嫌悪感を引き起こす だけでなく、健全な身体に悪影響 を及ぼすことも十分考えられます。 そして、何よりもスポーツという ものを狭い枠の中でとらえてしま うことが懸念されるからです。こ のようなことからも、指導員の果 たす役割は極めて重要であり、そ の責務を全うしていただいている 指導月の方々には、常々感謝をし ている次第です。 団員の多くは小学校を卒業する と同時に退団し、直接の関係は薄 れてしまいますが、中学、高校、 さらに大学や社会人になっても、 古内小学校の校庭で、仲間と一緒 に汗を流してソフトボールを追い かけていた当時を思い出し、なん らかの形でスポーツ少年団の活動 にかかわって、私たちが目的とし ている「青少年健全育成」に、先 輩としての役割を担っていただく ことを望んでいます。 現時点の古内スポーツ少年団の 悩みは、児童数の減少による団そ ′し のものの継続問題です。非常に難 しい問題ですが、指導員、父母の 会の方などと共に連携をとりなが ら、継続普及活動にできる限りの 努力をしていかなければならない 時期に直面していると思います。 年間を通しての主な参加大会は、 県小学生、県スポーツ少年団、常 陸太田佐竹、県小学生新人戦など があります。 古内地区の、小さな小さな少年 団。技術的にも未熟なことは否め ませんが、それでも団員たちは練 習を積み重ねながら、一生懸命、 精一杯自分をアピールし、表現し ようとがんばっている本当にすば らしい団体です。そして、この子 どもたちの、小さな校庭で泥にま みれて練習したものが、やがて社 会人になったとき、必ずや血肉と なって返ってくることを私たちは 信じています。 また、古内では、ミニバスケッ トの女子チームも少年団活動をし ています。興味のある小学生は、 ぜひ一度、見に来てください。 結びになりますが、「古内ソフ トボール少年団」に、なお一層の お力添えをたまわりますようお願 いする次第です。 指導者 田口 守雄・

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