広報じょうほく No.477 2002(平成14)年 2月
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年齢も全く違う人と出会車、 たくさんの話ができた。自己 研鋳をするいい機会であった と思う。違う自分が生まれた 気がする。 最後に、このような機会を 与えてくださった方々に、こ の船の実施にあたってご尽力 くださったたくさんの方々に、 深く感謝したい。船に乗った 団員全てが、船に乗った喜び と感謝を持って、地域・国・ 自己のために、なんらかの働 きかけをしていくことを確信 している。私たち団員の航海 は始まったばかりなのだから‥。 「新世紀いばらき 青年の船」に参加して 加藤 祐志 今回、「新世紀い ばらき青年の船」に 参加させて頂いて、 一 とても貴重な体験を させてもらいました。 県内に勤めている人 や住んでいる人、茨 城県に接点を持って いる人たちがたくさ ん集まりました。年 齢もさまざまで、下 は18歳から上は30歳 代、育成者という形 で参加された人を含 めると、40代から60 代までの人たちが参 加しました。いろい ろな個性や価値観を持ち合わ せた人たちと、ひとつのこと を成し遂げるので、普段味わ えない経験をすることができ ました。 中国までの移動が船のため、 船内研修というものが行われ ました。船内研修では、講師 の方がお話してくださったり、 自主講座と言って自分で講座 を開いたりすることもできま した。この中で最も印象深かっ たのが、県知事の講話でした。 これからの県政についてや、 知事の人生観などが聞けて、 自分も学ばなくてはいけない 所がたくさんありました。 中国についてからの現地研 修では、上海コースと北京コー スとにわかれ、自分は北京コー スを選択しました。北京コー スでは、中国の文化に触れた り、万里の長城の修復作業を 行ったりしました。故宮博物 館や明の十三陵を見て、日本 と同じように文化の奥探さを 実感しました。万里の長城の 修復作業では、一般の観光客 に開放されていない所で、レ ンガをふむとの付から持って 山を登り、長城の修復場所ま ( で行くというとてもハードな 仕事でした。とても辛かった けれども、成し遂げたときの 充実感と長城からの景色は言 葉では表せないものがありま した。やってみてわかったこ とですが、「よくこのような 建造物をつくつたものだな」 と感心してしまい、人という のは改めてすごいものだなと 思いました。夜には中国の青 年との交流もあり、食事をし ながら一緒に歌を歌ったり、 踊りを披露したり、プレゼン トの交換なども行いました。 文化の違いなども肌で感じる ことができたことが勉強にな りました。中国も二〇〇八年 には北京でオリンピックが開 催されるとあって、その準備 が着々と進んでいました。道 路や空港なども整備され、こ れから整備されるところも多 いと聞きました。また、WT O加盟や日本企業の中国進出 などもありますが、上海の高 層ビルの建設ラッシュを見た ら、これからの経済発展が目 覚しいというのは納得できま した。 今回は研修期間が十二月二 十五日から一月三日までと、 年越しの研修となりました。 そのため数々のイベントが行 われました。クリスマス・パー ティーやカウントダウン・パー ティ、洋上祭と言って瑳ごと に出し物をしたりして盛り上 がることもできました。また、 大晦日には、年越しそばをつ くつたりもしました。船内瑳 や現地班といった班行動が多 いため、自然と団結力が生ま れ、人と人とのつながりが日 に日に強くなっていきました。 参加した人それぞれの動機や 目的は違っていたかもしれな いけれど、同じ時間を共有す ることにより、お互いが充実 した時を送れたことが喜びで した。今回の研修に参加して 得られたこととして、自分の 視野が広がったことと、思っ ていた以上にいろいろな人と の出会いがあったことが一番 の成果でした。これらの経験 を生かしこれからの自分、そ して、茨城県を考えていきた いと思います。

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