広報じょうほく No.476 2002(平成14)年 1月
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など年々上昇する傾向にあり、 介護問題が老後の大きな課題 となっています。今年で3年 目を迎える介護保険制度は、 家族だけでの介護を行うこと が現実的に困難なため、社会 的に支援する目的で創設され ました。この1月から要介護 認定等システムの一部見直し は添うてみろ」「馬の背をわ ける」「塵馬の目を抜く」… 馬に関する慣用句隼就が数知 れません。馬がいかに人と痍 くかかわってきたかがうかが われます。 馬が最初に家音化されたの は、今から五千年ほど前の中 央アジアでのこと。以来、人 や荷を運んだり、物を引いた り、農耕を助けたり、戦場で 働いたりと、さまざまな場面 で大きな役割を果たしてきま した。その画や地域に大昔か ぎいらいば らいる馬を「在来馬」 呼珊 人と馬との長いつきあい 「馬には乗ってみろ、人け 部分も出始めますが、改正等 も含め、介護保険制度等、福 祉の充実を図ってまいります。 東京都収益事業組合が運営 する場外車券売場からの町へ の交付金は、平成10年8月の 開設以来、すでに10億2千万 円(平成13年11月30日現在) に達しております。この交付 ますが、日本では現在、北海 道、長野、宮崎、沖縄などに 計8種類がいます。これらの 馬の祖先が、いつごろ、どう いうルートで日本列島に渡っ てきたのかは、まだはつきり 分かっていません。しかし、 縄文・弥生時代には、役割は はっきりしないながら、馬が すでに家畜のように利用され ていたようです。古墳時代の はにわ 遺跡からは馬の埴輪も出土し ています。 馬は古典にもしばしば登場 します。最古の歌集といわれ よ る「万葉集」には、馬を詠ん だ歌が80首近くあり、馬が貴 重であったことが読み取れま う⊥書耳-し ■ヽ:■ . ▼■■ 」 l‾ - ;■■ ■㌧■T 馬と聞くと真っ先に競馬を 連想される方も多いと思いま す。馬同士を走り競わせる行 はLりうま きそいうま 事は、走馬、競馬などといっ て、奈良時代から行われてい ました。特に端午の節句(5 月5日) の競馬は恒例で、と 金は保健福祉センター、健康 増進施設整備をはじめ、乳幼 児の医療費補助などの保健宿 祉、学校数育等を中心に、幅 広い事業執行財源に充当する など有効に活用するとともに、 更なる財源確保に努め、町の 飛躍のために最大限の努力を 傾注してまいります。 す。たとえば、柿本人麻呂の こはた 山科の木幡の山を 馬はあ かちわな れど 歩ゆ吾が来し 汝を おも 念ひかね 「私には馬があるが、あな たを思う心に耐えかねて、山 科の木幡の山道を歩いてきた のです」という恋歌です。人 麻呂のように宮廷仕えする階 級の人が馬を所有できたこと が分かります。 透る芸術」「馬の耳に念仏」 きの天皇が臨観したとの記録 が残っています。 現代では、競馬といえばサ ラブレッド。より速く走るよ うにと、品種改良を重ねてつ くりあげられた馬です。広い こlつく 胸幅、よく発達した後躯、4 00キロを超す体を支える細 あし い脚。たてがみをな甘かせて 走る姿は、「走る芸術品」と いわれるだけあって、ほれぼ れとする美しさです。 一方で 「馬の耳に念仏」 「馬耳東風」と、無反応、役 立たずの代表のようにいわれ る馬の耳。私たちが何気なく 使ってしまう諺ですが、これ は誤解と考えてよさそうです。 馬の耳は、前方にある物の 距離を測るなど、優れた機能 平成13年度を初年度とした 町第4次総合計画のまちづく りの基本理念と将来像「ふる さとの味わいを持つふれあい のまち・常北」 の創造を目指 し、「じようほくサンエス21 プラン」 の「住んでみたい 住んでよかった 住んでいて よかった」といえるまちづく をもっています。「馬の耳に 念仏」は、悠然とした馬の姿 から連想されたものなのでしょ うが、馬にとっては迷惑な話 ですね。 馬は人間の願いごとにも関 係があります。そう、絵馬で す。その昔、神に祈願してか しん∵ゎ なえられたとき、神馬とする ように馬を献納しました。し かし、貧しい民は馬を納める ことができないので、代わり に馬の絵を措いたり、馬の形 に作った木片を献じたりしま した。それが絵馬の始まりだ といわれています。 りの実現のため、当町の優れ た文化と環境に恵まれた地域 の特性を生かし、自然と調和 のとれたまちづくりのため、 全身全霊をもって対処してま いります。 なにとぞ、町民皆様の変わ らぬご支援ご協力をたまわり ますようお願い申し上げます。
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