広報じょうほく No.475 2001(平成13)年 12月
4/16
「:._..て力’聖..Lご.こヤリテイ・晃 歌でふれあう 心の出会い 先日の日曜日、昼食を とりながら、何気なくテ レビのスイッチを入れた ときでした。「NHKの ど自慢」の模様が映しだ されていました。それは、 遥か遠く、海を隔てた南 米ブラジルからの映像、 そして懐かしい日本の歌 声でした。 例のごとく、アナウン サーの問いかけに、次の ような言葉が返ってきた のが耳に残っています。 「開拓団の一貞として、 ブラジルに移住してきて、 来る日も来る日も、それ こそ言葉では表せないく らいの苦しい生活が続い ていたころでした。その 時、ふと日本から大事に 持ってきたl枚のレコー ド盤を思いだし、いつの 間にか探し出してレコー ド盤に針をのせていまし た。そこから流れてくる 懐かしい日本の歌、涙し ながら心のよりどころと ( して聞いた思い出が昨日 のようです。私が今日あ るのは、一枚のレコード のお陰です。本当に勇気 づけられました」と、感 慨深げに話していたこと を。 喜びにつけ哀しみにつ ・つた け、唄は、それぞれの人 生に欠かすことのできな い心の支えではないでしょ うか。 ここで、水祐会のあゆ みについて紹介します。 省みれば、30数年前、水 戸祐二先生のご指導の下 に、民謡教室「水祐会」 が発足し、地元である大 和田みどり様、市毛みさ を様、森田あい子様をは じめ、数人の名取りが誕 生し、その方々が中心と なり、民謡愛好者の指導 に一生懸命尽力されてき たこと等を開いておりま す。その当時は民謡が盛 んで、どこへ行っても、 自然に口にするのは生活 から生まれ出た民謡でし た。 しかし、時の流れと共
元のページ