広報じょうほく No.475 2001(平成13)年 12月
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▼インフルエンザウイルス(写真/国立感染症研究所) インフルエンザ 「予防接種」 という選択 -インフルエンザは重症化や死亡の危険もある感染症 -特に高齢者には予防接種をお勧めします + インフルエンザとは、イン フルエンザウイルスによって 引き起こされる呼吸器感染症 です。発熱、頭痛、のどの痛 みや鼻永など、風邪によく似 た症状がみられるため誤解さ れやすいのですが、普通の風 邪とはまったく違う病気です。 インフルエンザの場合、40 ℃近い高熱が出るなど全身に さまざまな症状が現れ、重症 化すると特に体力の弱い高齢 者などは命にかかわります。 患者発生のピークは毎年1 〜2月で、全国で合計1、0 00人を超える死亡者がでる 年もあります。もし、かかっ たかなと思ったら、軽く考え ずに医師の診断を受けてくだ さい。 の重症化・死亡を防ぐ効果が証明されており、 妾虐を受けることをお勧めします。 寒く空気が乾燥する冬は、毎年インフルエンザが流行する季 節。インフルエンザは普通の風邪とは異なり、肺炎の併発な ど重症化や死亡の危険があります。予防接種は、特に高齢者 -■■ インフルエンザの予防には、 予防接種が有効です。ワクチ ンの投与によって体内にイン フルエンザウイルスに対する 抵抗力をつくり、感染しにく くしたり、感染しても重くな らないようにしたりすること ができます。 インフルエンザは、毎年ウ イルスの姿を細かく変えて出 現します。これを「変異」と 呼びます。 そのため、予防接種のワク チンは、そのシーズンに流行 すると考えられるインフルエ ンザウイルスを予測して効果 があるように作られています。 近年は流行とワクチンが、ほ ぼ一致しています。 ( 流行前に予防 ■ インフル工ンザによる死亡者数 )0 0 0 nU O O ハリ O 人40 20 00 80 60 40 20 1 1 1 年、高齢者施設などでの高齢者の集 朗咄報告されています。心臓疾患、肺 患、腎疾應愈どの基礎疾患のある人は、 染後に重症化することが多く、肺炎など 合併症を起こLて死亡す尋ことがあります 乳幼児も肺楽や気管支禁などの合併症 起こすことが多く、さらに、インフルエ ザと乳幼児の脳炎や脳症との関係も注目さ れています。 199019911992199319941995199619971998199920002001(年) 広報じょうほく 2

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