広報じょうほく No.474 2001(平成13)年 11月
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高齢者世帯の入居を拒まない賃 貸住宅では、都道府県知事(また はその指定機関)に登録し、高齢 者にその賃貸住宅情報を提供する 体制が整備されました。 「高齢者向け優良賃貸住宅制度 の助成を受けた住宅は、必ずこれ に登録することとなっています。 民間賃貸住宅では、「家賃の不 払い」や「病気」「火災」などの 不安から「高齢者入居不可」とし ているところが少なくありません。 この法律では、高齢者が円滑に 入居し、安心して生活できる賃貸 住宅市場を整備するために、次の ような新たな制度が導入されまし た。 高齢者が安心して入居できる 層貸睦宅ふ 筍を整〔 一 高齢者世帯の入居を拒まない 賃貸住宅の 登録-閲覧制度 高齢者がバリアフリー化された 賃貸住宅に終身にわたって安心し て住み続けられるためのしくみと して、「終身建物賃貸借制度」が 創設されました。これは、知事の 認可を受けた賃貸住宅について、 賃借人が生きている限り続き、死 亡したときに終了する、借りた人 本人の一代限りの借家契約です。 なお、配偶者など一定の同居者 は、借家人死亡後も継続して居住 できるように配慮されています。 また、登録された住宅には、万 一、入居した高齢者が家賃を滞納 した場合、高齢者居住支援センター が家賃の債務保証(6か月を限度) を行います。 高齢者が安心して 住み続けることので書る 終身建物賃貸借制度 高齢者にやさしいバリアフリー住宅 階」殴や部屋の入り口などに段差が多く,お風呂やトイレに手すりが なく,廊下などのつくりも狭い日本の住宅。若いころには不便がなかっ たこうした住宅も,高齢になり身体能力が衰えてくると,段差につま づいたり∴転びやすくなったりするなど使い勝手が悪くなってきます。 そのため,家の中での移動や入浴などの動作にも,周囲の人の手助け を必要とすることが多くなります。住宅のバリアフリー化によって, そうした不便が解消され,高齢者が自分で動きやすくなり,介護者も 介護がしやすくなります。 資料=国土交通省 広報じようほく
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