広報じょうほく No.470 2001(平成13)年 7月
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地球温暖化とは、人類の日常生 活や行事活動に伴って発生する二 酸化炭素等の温室効果ガス(太陽 からの光は素通りさせるが、地表 から宇宙へ逃げる熟を吸収するガ ス)の大気中濃度が増加し、太陽 からの日射や地表面から放射する 熟の一部がバランスを越えて温室 効果ガスに吸収されることにより、 地表面の温度が上昇する現象です。 これにより ①海面の上昇 ②豪雨や干ばつ等異常気象の増加 ③生態系への影響や砂漠化の進行 ④農業生産や水資源への影響 ⑤マラリアなど熱帯性の感染症の 発生数増加 など、生活環境に大きな悪影響を 及ぼし、人類の生存基盤にかかわ る重大な環境問題です。 =…:・ 「地球温暖化 】習rlト 防止京都会議」(COP3)が開 催され、先進各国の温室効果ガス の排出削減目標等について「京都 議定書」が採択されました。 これによりわが国は、2008 年から2012年の期間において、 1990年度比で温室効果ガスの 排出を6%削減することが義務づ けられました。また、我が国では、 1999年4月に「地球温暖化対 策の推進に関する法律」(以下法) が施行され、国、地方公共団体、 事業者及び国民の責務と取り組み が裁定されました。「法」では、 地方公共団体は自らの事務及び事 業に関する温室効果ガスの排出抑 制等のための措置に関する計画 (実行計画)を策定し、公表する ことが義務づけられました。 実行計画を策定することにより、 地球温暖化問題の重要性を認識し、 削減目標の達成につながる取り組 みを率先して実践し、町民及び事 実行計画の く 1999年度の本町における温 室効果ガスの排出実態の調査結果 を表1にまとめました。 排出された温室効果ガスは、二 酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、、 ハイドロフルオロカーボンの4種 類で、表にはすべて二酸化炭素換 算値で表しました。表に示される ように、排出された温室掛果ガス は二酸化炭素が大部分を占めてい ます。この二酸化炭素の主な排出 要因を表2に示します。 業者への地球温暖化対策の推進を 図ることを目的とします。 対象は、本町の実施するすべて の事務及び事業活動であり、役場 本庁舎、第2庁舎、分庁舎、町立 幼稚園、町立小中学校、学校給食 共同調理場、コミュニティセンター 常北、公民館、浄水場、農業集落 排水施設で、15の施設が該当しま す。また、対象とする温室効果ガ スは、法律で定められた6種類の ガス(二酸化炭素、メタン、一酸 化二窒素、ハイドロフルオロカー ボン、パーフルオロカーボン、六 いおう フツ化硫黄)です。 訂.に去H‥ヌl花畑室山刃 表1 温室効果ガス排出実態(1999年度) 温室効果ガスの種類 温室効果ガ曳排出量 ニ酸化畢素換算嘩(短) 構 成 比(%) 二 酸 化 炭 素 1,623,147 99.82 メ タ ン 540 0.03 一 酸 化 二 窒 素 1,538 0.09 ハイドロフルオロカーボン 910 0.06 温室効果ガス稔排出量 1,626,135 100.00 ( 表2 =酸化炭素排出要因(1999年度) 排 出 要 因 二酸化鱒衰痍払量(転) 構 成 比(%) 電 気 の 使 用 1,047,876 64.56 燃 料 の 使 用 390,157 24.03 土地利用変更に伴う 草木の焼却 185,114 11.41 二酸化炭素総排出量 1,623,147 100.00 広報じようほく 2
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