広報じょうほく No.468 2001(平成13)年 5月
4/16
晩秋の澄みきった青空に「常北 め組太鼓」の音が響き渡ります。 「魁」「気」の創作和太鼓の演奏で、 フェスティバル発表会午後の部が 開幕しました。二番手が「春留の 会」の発表でした。 「捨てて逃れた故郷でも、離れ てみれば恋しいものよ‥ はう なじみの藤あやこさんの「薄幸匹 のメロディーに乗って、あでやか な踊りが披露されました。踊り手 は冨永敏子さんと渡辺洋子さんの お二人です。男役、女役の息もピ タツと合ったすばらしい踊りで、 観客を十分楽しませてくれました。 ・-1 童 ㌻.1 続いて、「湯ぶねに、からだ沈 めても 心は寒く 身は細る 泣 いたって 泣いたって、二度と逢 えない泣いたって‥⊥と、失 恋に苦悩する悲しい女心を歌った 香西かおりさんの「浮雲」のメロ ディに乗せて、小田木妙子さんが 踊りを披露しました。 幼少の頃から日本舞踊を習い続 けてきた小田木さんは、現在、梅 香貴与香の芸名をもつ舞踊の師匠 さんでもありますから、悲しみ、 一途な女心など、詩のテーマに添 う哀調を帯びた踊りだったように 思いました。手足の動き、身のこ 嘲蜘戯鍋 “ 舞叩の神髄を求めて - あしたへの挑戦 - 「春留の会」活動の1ページから てみました。 「春留の会」の名称は、先生の 芸名である「梅香春留華」よりと りました。 成立は、今から10年ほど前に、 春園の公民館で踊りの発表会をし たのがきっかけだったということ でした。始めたころは会長が20数 名いてかなり盛会でしたが、最近 は会貞も10名以下と少なくなった そうです。 練習は月に2回、コミセンなど で行っていましたが、現在は少人 数のため、先生の自宅の舞台で、 別の踊りのグループである「香南 会」〈週1回) の人たちと一緒に 練習をしています。 もう何年も練習している人が多 いので、皆さん、レパートリーも 豊富だということです。でも、常 に新しい曲の勉強をしたり、振り 付けなどを工夫したり、研究も続 けているようです。 お部屋の壁面には、師範の証し 終了しました。 後日、新明町にある「春留の会 なし、目の動きや表情にも心が配 られ、すばらしい表現力に感動し ながら、ただ見とれるばかりでした。 観客の皆さんから大きな拍手を 浴びながら「春留の会」の発表が の代表者である横倉先生を訪問 て、会のことについていろいろ伺 ( である賞状や看板のほか、数々の 写真が飾ってありました。 水戸市や常北町など、各地での 発表会の踊りの様子、「春留の会」 や「春扇会」の活動のあゆみがよ く分かるように思いました。 最後に、秋のフェスティバル発 表会等にいつもご協力頂いている ことに感謝するとともに、「春留 の会」の益々の発展を祈念しなが ら先生のお宅を後にしました。 ◇教育委員会から◇ 生涯学習推進本部の指導員が変 わりました。 1年間勤められました中村広行 さんが公民館長に、後任の指導員 として小林 膠さんが着任いたし ました。前任者同様よろしくお願 いいたします。 「浮雲」から 腐サ ー一問
元のページ