広報じょうほく No.467 2001(平成13)年 4月
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少子二馬齢化、核家族化などに より、住民の意識や生活様式が急 激に変化しており、地域での共同 社会生活や連帯意識は、徐々に衰 退しっつあります。 地域社会には高齢者や障害者な ど、何らかの支援を必要としてい る方もおります。それらの方々を 含め、すべての人々が住み慣れた 家庭や地域で、心豊かに安心して 生活を送れる社会づくりが必要で すので、地域福祉活動の中核であ る社会福祉協議会と連携し、地域 に密着して活動をしている民生委 員∵児童委員の協力を得ながら、 地域と組織が一体となって地域福 祉づくりを一層推進します。 高齢社会が進行する中で、高齢 者の福祉基盤が整備されつつあり ますが、高齢者が健康で生きがい を持ち、高齢期を住み慣れた地域 社会で安心して暮らせる環境づく りが必要です。 老後の不安安国であった介護問 題につきましては、平成12年4月 生きる生涯健康・ まちづくり ■■■■■ll l l 用者の意思に沿ったサービスの提 供が受けられるようになりました。 さらに、住民の皆様に制度をご理 解いただき、効率的な連用を図り ます。 また、要介護状態に陥らないよ うに予防すること、要介護状態に なっても状態の軽減や悪化防止に 努めることが重要です。また、高 齢者の閉じこもりを防止し、健康 で自立した生活が営めるよう保健 予防と福祉が一体となり、生活支 援事業、模能回復訓練事業、健康 づくり事業、生きがいづくり事業 等、在宅高齢者保健福祉活動を推 進します。 少子化や就労構造の変化により、 児童を取り巻く家庭や地域の環境 は大きく変化しており、次代を担 う子どもが心身ともに健やかに生 れ育つ環境を確保することが重要 です。このため、児童手当法が改 正され、3歳以上義務教育就学前 の児童にまで支給を拡大し、子育 てにかかる経済的負担を軽減する ものです。 から介護保険制度が施行さ▲フ /\ 利⊥_∃ 社会問題となっている児童虐待 防止については、地域協力貞や民 生委貞・児童委員の地域活動の中 から情報を収集し、早期発見に努 めるとともに学校等関係機関との 連携を深めて、防止に努めてまい ります。 放課後児童対策事業については、 昼間保護者が不在となる小学校低 学年児童を対象に、児童クラブで の指導育成を引き続き実施し、学 校・家庭・地域の連携の中で児童 が健全に育つように環境の整備を 図ってまいります。 保育事業については、民間保育 園3園に委託し実施していますが、 就労構造の変化に対応するため、 延長保育や一時保育等保育環境の 整備を促進し、保育事業の充実を 図ります。なお、無認可保育所対 策については、入所児童の健診事 l訂 __』 親子の交流を支援する子育て広場 業に対し助成を行い、乳幼児期の 疾病予防を推進します。 また、子育て支援対策について は、民間保育園の協力を得て、地 域子育て支援センターや子育て広 場を引き続き開設し、育児相琴 助言活動及び遊び場の掟僕等を実 施し、育児不安の解消や親子の交 流を支援してまいります。 保健福祉の中核として建設した 保健福祉センターを活用し、障害 者福祉作業所を開設します。本事 業は、障害者に対して生活訓練と 作業訓練を通して社会への適応を 高めるもので、県補助事業であり ますが、事業実施基準を充たすた め、種村、御前山村、七会村との 広域で実施します。事業主体は当 町ですが、事業運営の効率化を図 るため、町社会福祉協議会に運営 を委託して実施します。 在宅の重度障害者については、 引き続きホームヘルプサービス事 業を実施して、家族の負担軽減を 図ります。 「目F L‖ 医療福祉事業は、刃会的及び経 済的負担の大きい乳幼児、父子母 子家庭、重度心身障害者、妊産婦 等の医療にかかる負担の軽減を図 ′ \ l ることを目的とした県の単独補助 事業ですが、今年度からは町の単 独事業として、身体発育及び精神 的発達の面から重要な時期である 乳幼児の対象年齢を未就学年齢に まで拡大し、医療費を補助します。 わが国の平均寿命は、生活環境 の改善や医学の進歩等により、世 界でも高水準に達しています。し かし、疾病構造も変化し、生活習 慣病の都合の増加や要介護者等の 増加など、深刻な社会間這となっ ています。 町民が健やかで心豊かに生活で きる活力ある社会とするために、 発病を予防する「一次予防」に重 点をおいた対策を推進することに より、壮年期死亡の減少、痴呆や 寝たきりにならないで生活できる 期間(健康寿命)の延伸等を図っ ていくことが重要です。 母子保健サービスでは、妊産婦 になる前段階の女性の健康管理を 含めた母子の総合的な母子保健対 策を推進し、子を産み健全に育成 する環境、支援サポートする体制 の確立が望まれています。本年度 は保健福祉センターが完成しまし たので、ここを拠点に町民の健廉 づくりの各種施策を展開してまい ります。 広報じようほく

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