広報じょうほく No.462 2000(平成12)年 11月
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夏休み後半のある日、取材に訪 れた公民館の研修室では、十数名 の子どもたちと、7名のお母さん 方が、大きな色紙を前にして新し い作品をどのように作ろうかと、 相談しているところでした。 やがて、お母さんの代表から、 今回の作品のもとになるお静のあ らすじが説明されました。グリム 童話の中の「ブレーメンの音楽歴 です。 -昔、ある人が1匹のろばを飼っ ていました。このロバは、長年、 穀物を背中に乗せて運んできまし たが、今では歳をとって仕事がで きなくなったため、飼い主から餌 をもらえなくなり、しかたなく家 出して、職を探しに「ブレーメン」 の町を目指して出かけました。 途中で、歳とった猟犬、猫やお んどりたちと会い、4匹で相談し、 町の音楽隊に雇ってもらおうと 「ブレーメン」の森まで来たので すが、夜になってしまったので、 そこで休もうとしました。すると、 遠くに灯りがみえたので行ってみ じようほくスタジイブエアで発表を終えて ると、家の中では、泥棒たちが食 事をしていました。 そこで、4人で協力して窓際で 大きな声でおどかして泥棒たちを 追い払い、その家で音楽をしなか ら老後を楽しく過ごしたというこ とです¢めでたし、めでたし8- その後、動物たちや家や人など、 大型紙芝居のュ6枚ほどの原画づく りについてグループごとに分担を 決め、早速、製作に取りかかって いました。 私は説明を聞きながら、きっと 多くの子供たちに夢を与えられる ような素敵な作品になるだろうと 感じましたノ。また、夏休み数日と、 月2回の限られた時間の中でこれ だけのものを作り上げるのは、容 易ではないだろうなと思いました。 仕事が一段落したところで、少 年少女ボランティア教室のHごろ の活動について伺ってみました。 発足は昭和63年、今年で12年に なるそうです。会貞は現在、子ど もが27名、大人が15名ですバ 発足以来、会の育ての栽でもあ る寺門孝子会長のもとで、みんな でがんばってきました。現在は、 田辺伸子さんが、寺門会長の後を 継いでいます。また、ヤングママ だったお母さんも今ではベテラン が多くなり、活動も一層充実して います。 主な活動としては、町内の保育 園や各施設等を訪問して、人形劇 や大型紙芝居(時には劇)を上演 しています。多くの見物者にとて も喜ばれているそうです。「喜ん でもらえて良かった」という気持 ちが、会員の熱心なボランティア 活動を享えているのでしょう。 今年も、町産業文化祭と併せて 行われる「生涯学習フェスティバ ルステージ発表会」で、その練習 成果を発表してくれました。 また、県の生涯学習センターに 登録してありますので、時には他 の市町村の各種団体や施設などか らの要請を受けて出演し、大変好 評を博しているようです。この会 の長期にわたるボランティア活動 は、各方面から高い評価を受けて いますし、町の誇りとする団体の 一つといえるでしょう。 そのほか「たんぼぼの会」では、 コミュニティセンターに図書館が 設置された平成4年から、会員が 交替で月2回程度、図書室を訪れ た子どもたちを対象に紙芝居をみ せています。この活動には、図書 室所有の564巻の紙芝居が、そ の「読み聞かせ」活動を支えてい ます。 会員の皆さんのご苦労に感謝す ると共に今後より一層の活躍を期 待しています。 広報じようほく

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