広報じょうほく No.455 2000(平成12)年 4月
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農業の振興 食料の安定倶給の確保、多面的 機能の十分な発揮、農業構造の確 立による農業の持続的発展、生産・ 生活環境の整備による農村の振興 の四つを基本概念とした食糧、農 業、農村基本法が制定されました。 この新農業基本法をもとに、産業 として自立できる農業の確立を図 るため、国県の農業政策に対応し ながら、曹欲ある貴重な農業担い 手の支援をし、より生産性の高い 生産基盤と生活基盤の整備を推進 するととも雪町の特性を生かし、 高齢者・女性にも生産可能な野菜 等の生産振興を施策として推進し 平成12年丘 主筆挙葉 活力と個性の参る手ちづくり 生産体制が整ってきたトルコギキヨウ栽培 ます。 人材の育成確保が地域農業を活 性化するための基本ですので、認 定農業者及びこの候補者で組織し た認定農業者連絡協議会の活動を 支援します。 バラ、トルコギキョウ、イチゴ 等の新しい施設園芸作物も生産4 年目に入り、生産、出荷体制も整っ てきました。県が進める「園芸日 テン 本一ュ0アップ運動」とタイアップ して、さらに推進します。 就農者としての定年後継者等の 新規就農者についても積極的に支 援します。 食料の安全性の確保という環境 保全型農業の展開については、 上青山地内の親水公園整備 「アイガモ」による無農薬米づく りも5年目を迎え、生産面積も5・ 6haと増加し、生産者、消費者双 方に好評ですので、今後も安全な 食糧生産の体制づくりを推進しま す。 米の生産調整については、本年 度は水田における麦、大豆、飼料 作物の本格的生産を図る「水田農 業経営確立対策」として、昨年同 様200haの転作等面積が配分さ れました。一区一集団転作組合設 立を目標に、奨励禰助金の上積み を図って、生産者の理解と協力を いただくとともに、関係検閲一体 となって推進します。 農地の基盤整備においては、溜 池やかんがい用排水路整備につい て引き続き推進するほか、集落周 辺の環境整備事業として、上青山 地内に親水公園を整備します。 増井から春園に至る農免道路第 一期事業は、用地買収、着エの運 びす。さらに、国営那珂川沿岸農 業水利事業についても、事業の促 進を図ります。 耕作放棄地の解消や、農地流動 化を関係機関と推進するほか、中 山間地域農業確立事業等の補助事 業、農産物振興のための各種助成 や生産組織の育成についても、引 き続き推進します。 畜産の振田 多頭飼育による生産性の向上を 図りながら、銘柄産地としての基 盤を強化していく必要があります ので、引き続き牛舎の新・増築に 対する助成や畜産環境整備事業を 通して、生産意欲の向上を図ると ともに、家畜伝染病に注意を払い、 各種防疫事業や肉用牛特別導入事 業を城北地方広域事務組合や関係 機関と一体となって推進します。 林業の振興 植林事業の重要性や緑化運動の 普及啓蒙を図るとともに、森林組 合等と連携しながら努めます。 商工業の振興 町内商店等における販売、サー ビスの促進を図り、顧客誘致と需 要喚起を図る目的で、商工会の発 行する総額1億2、000万円の 常北町内共通商品券事業に助成し、 町内の需要拡大に少なからず経済 効果をもたらしたものと考えてい ます。商工会を中心とした会員相 互の連帯意識の高揚と組織の活性 化が重要ですので、連携を常にし、 商工会活動強化のために引き続き ( 助成します。 国庫補助事業である地域活性化 事業や特産品等の販路開拓支援事 業等に対し積極的に支援します。 中小企業者に対する借入事業資 金の利子補給を行います。 工場の振興について、企業誘致 は就労の場の確保、町民所得の向 上、消費人口の増加等が期待でき、 町の活性化につながることから、 関係機関及び町開発公社と連携を 図りながち、優良企業の誘致に努 めます。進出企業及び用地提供者 に対しては、企業立地奨励金を交 付します。 観光・レクリエーションの振興 「ふれあいの里」の利用者は、 ここ数年減少傾向にあります。誘 客に努めるとともに、キャビン等 の宿泊施設の昼間利用、さらに、 屋根付きバーベキュー施設も整備 されますので、より親しまれる施 設として活用できるよう努めます。 現在、進めているテントキャン プ場跡地埋立ては本年度完成の予 定ですので、温泉活用の健康増進 施設と整合性をとりながら、四季 を通じて活用できるよう周辺開発 を含めて調査研究を進めます。 町観光協会に対しても引き続き 助成を行い、各種イベントの充実 により町活性化に努めます。 広報じようほく
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