広報じょうほく No.445 1999(平成11)年 6月
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「朝の読書」試行5カ月 「朝の読書」は千葉県の私立女 子高校の実践から、全国に広がっ たものです。「最近の若者は読書 をしなくなった。」という嘆きの 声はずいぶん昔から聞かれたもの ですし、いろいろな統計の数字が それを証明してきました。しかし、 若者を引きつける娯楽、文化は多 様化する一方でなかなか読書の喜 びを発見できない高校生も大勢い ます。学校という場所で一斉に読 書をするということには、少なか らず強制的雰開気をともなうもの ですが、常北高も、昨年度2月に 学年末考査が終わった時から、朝、 10分間読書の時間を設けました。 最初は「このゲンキな集団が静か に本を開くであろうか」と心配さ れましたが、予想以上にスムーズ に日課に定着しました。読む本を 忘れた人のために準備しておくの に、職貞や生徒に本の寄贈を呼び はるその かけるなどしましたが、1町3村 の援助を受け、書架や新本の文庫 本を200冊以上も購入できたこ とは、常北高の大きな幸せです。 このことは、他高の実情と比べ てみると、よくわかります。「朝 の読書」実践では先進校的な高校 を係になっている職月が訪問した ところでは、なかなか苦労がある ようです。神奈川県立のある高校 では、本をどこに置いているかと いうと、靴箱の古くなったのを扉 を取り外して使用していました。 2月から朝の読書を始めて私は 今まで以上に本に関心を持つよう になった。最初は「こんなくだら ない事なんてやったって意味ない んじゃないか。」と思っていた。 でもどんどん慣れていくうちに最 初、「意味なんかない⊥ と思っていたことが間違いだった ということに気付いた。 思います。 今後、本格的実戦に向けて本校 も生徒ともども、より本に親しむ 習慣をホンモノにして行きたいと 報命読書 暢験鮎電 心ガ落ちつく時間 2年磯部一美 ■、 ■■ (担当 石川) (古内) 力、ソト 3年 鯉渕 貴子 僕達の学校では、朝10分間教室 で読書をしています。 私も朝、友達と読書を楽しんで います。 今までは、マンガぐらいしか読 んでいませんでしたが、朝の読書 が始まってからは小説を読むよう になりました。思っていたより小 説を読むのは面倒ではありません でした。小説にはマンガと違って 場面を頭で自由に想像できる面白 さがあります。 10分間は短いけれど小説を読む きっかけになったと思います。 本を読んでいるとなぜか心がす ごく落ち着いてくる。自分でも不 思議なくらい心が落ち着き1冊の 本に集中できる。だからこの読書 を朝におこなうことは、いい事だ と思っている。この横会を活かし て家でも読書の時間を持って本を たくさん読みたいと思う。 喜 マンガと違うおもしうさ 3年千葉 幸徳 一 ′■\ (石塚) 中力も少しずつ身 に付いてきた。こ の朝の読書を、こ れからも活かせる ようさらに努力し ていきたい。 --1一 高2のおわりごろから朝の読書 が開始された。 これを機会に私はすこしでも集 中力と文章理解を身に付けるため に努力した。 1カ月が過ぎていくころには、 読書が習慣となり楽しくなってき た。そして、1カ月のうちに2冊 の本を読み終えた。3年になり1 冊ごとに作者が何を伝えたいのか、 何が一番いいたいのかを考えなが ら読めるようになった。そして集 集中力ガ身についた′ 3年山田 哲也 r ′〈石塚〉 常北高校のホームページもご真下さい ・h/ : ■-■■●■■■■ ■■■■●■ ■ ■■t■●■●■■ ■■■■■■■ -.■■■ ■.- ■■■■- ● --- -__■ 、 15 広報じようほく
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