広報じょうほく　No.443　1999（平成11）年　4月

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●農業の振興 専業農家の減少、就農者の高齢 化等は、耕作放棄地を散在させ、 農地転用を急速に進行させるなど 生産基盤を揺るがしています。 明日の農業を担う人材の育成確 保が地域農業を活性化するための 基本ですので、認定農業者及びこ の候補者で組織した認定農業者連 絡協議会の活動を支援していきま す。バラ、トルコギキョウ、イチ ゴ等の新しい施設園芸作物が導入 3年目に入り、生産、出荷体制も 整ってきました。県が進める「園 テン 芸日至10アップ事業」とタイアッ プし、さらに弾みをつけていきま す。なお、就農者として、定年後 継者等の高齢者や、在家庭女性で 意欲ある農業者についても積極的 に支援します。 また、時代の要請でもある環境 保全型農業の展開ではヾ「アイガ モ」による無農薬米づくりが4年 日を迎え、生産者、消費者双方か ら好評です。野菜を含め、特殊有 機肥料による安全な食糧を生産す る体制づくりをさらに拡充します。 米の生産調整については、過剰在 庫解消策としての緊急生産調整第 2年次となる本年度も、昨年同様 200haの減反面積が配分され ました。一区一集団転作組合設立 を目標に、奨励補助金の上積みを 図り、生産者の理解と協力をいた だきながら関係横開と地域一体と なって推進します。 農地の基盤整備では、溜池やか 水田の除草をする アイガモ(上古内) んがい用排水路整備について引き 続き推進するほか、東部土地改良 区の県営土地改良繚合整備事業導 入に向けての計画策走、集落周辺 環境整備事業としての上青山地内 の親水公園整備を推進します。ま た、増井から春園に至る農免道路 第1期事業は、用地買収、着工の 運びです。さらに、国営那珂川沿 岸農業水利事業についても事業の 促進を図ります。なお、耕作放棄 地の解消や農地流動化を関係機関 と推進するほか、中山間地域農業 確立事業等の補助事業、農産物振 興のための各種助成や生産組織の 育成についても引き続き推進して いきます。 ●畜産の振興 常陸牛については資質の優れた 素牛の導入、多頭飼育による生産 性の向上を図りながら、銘柄産地 としての基盤を強化していく必要 があります。引き続き牛舎の新、 増築に対する助成や畜産環境整備 事業で生産意欲の向上を図るとと もに、家畜伝染病に注意を払い、 各種防疫事業や肉用牛特別導入事 業を推進し、城北地方広域事務組 合、関係機関と一体となって畜産 の振興を図ります。 ●林業の振興 森林は災害の防止、水資源のか ん養など大切な機能を有し、ゆと りと安らぎを与えてくれるもので す。植林事業の重要性や緑化運動 の普及啓もうを図るとともに、森 林組合等と連携しながら林業振興 に努めます。 なお、森林法等の一部改正によ り本年度から伐採届出の受理等が 町に委譲されますので、周知を図 ります。 ●商工業の振興 地域経済の活性化を図る目的で、 地域振興券交付事業を実施してい ます。町内登録店で使用すること からその経済効果が期待されます ので、事業推進に万全を期してい きます。 経営基盤の弱い小親模事業者が 活力を維持し、さらに発展してい くためには自助努力はもちろんで すが、自己意識の改革を強く求め ていかなければなりません。その ためにも、商工会を中心とした会 員相互の連帯意識の高揚と組織の 活性化が重要ですので、連携を密 にして商工会活動強化のために助 成をしていきます。特に、国庫禰 助事業である提案公募型地域活性 化事業や特産品等の販路開拓支援 事業等に対し、積極的に支援しま す。また、中小企業者に対する借 入事業資金の利子補給を行います。 工業の振興については、就労の 場の確保、町民所得の向上、消費 人口の増加等が期待できる企業誘 致を展開し、関係機関及び町開発 公社と連携を図りながら優良企業 の誘致に努めます。また、進出企 業及び用地偲供者に対しては、企 業立地奨励金を交付します。 ●契-レクリエ・ションの莞 町の観光の核となっている「ふ れあいの里」の利用者も、ここ数 年は減少傾向にあります。誘客活 動に努めるとともにキャビン等の 宿泊施設の昼間利用を図るなど、 より親しまれる施設として活用を 検討していきます。 現在進めているテントキャンプ 場跡地埋立ては、平成12年度完成 の予定ですので、健康増進施設と 整合性をとりながら、四季を通じ て活用できるよう県等と協調して 調査研究を進めたいと考えていま す。なお、県施設の改修について も要望し、その実現に努めます。 町観光協会に対しても引き続き 助成を行い、各種イベントの充実 により町活性化を図ります。 広報しくようほく

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