広報じょうほく No.443 1999(平成11)年 4月
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●地域福祉 母親の育児不安の解消と子ども の健やかな成長を図るため、子育 て支援事業を積極的に実施します。 また、温かい人間関係とふれあ いの福祉を推進するため、地域福 祉に貢献されるボランティアの育 成援助と人材の確保を図るととも に、扶養意識の高揚と親や老人を いたわる心を養う福祉教育を積極 的に推進します。今後も、これら の福祉活動の中核となる社会福祉 協議会、ボランティア、さらには 特別養護老人ホー」「グリーンな かさい」と連携を図りながら、き め細かな福祉行政を進めます。 ●高齢者福祉 町の65才以上の高齢化率は20・ 1%と県平均の15・6%を大きく 上廻っていますし、核家族化など により扶養者の高齢化が進行し、 年々介護が困難な家庭が増加して います。在宅福祉三本柱である老 人デイサービス、ショートステイ 及びホームヘルプサービス事業に ついても介護支援を積極的に推進 し、在宅で安心して暮らせるよう 努めます。 ホームヘルプサービス事業は、 社会福祉協議会にヘルパーを配置 し入浴等のサービス事業を実施し ていますが、介護者の増加傾向に 対応し、さらに嘱託ヘルパーを配 置して介護支援を図ります。 在宅介護支援センターについて は、在宅要援護老人の介護者相談 を行い、保健、福祉サービスが受 けられるよう関係機関と連絡調整 を進めます。また、在宅福祉ネッ トワーク事業である地域ケア推進 事業についても、寝たきり予防の 講習会を開催するなど要援護者に 対する支援活動を進めていきます。 また、現在、ケアチームも67チー ム320名の協力員と地域のボラ ンティアの協力を得て活動を続け ていますが、さらに、地域全体で 享ゑヲつ福祉支援活動を展開して いきたいと考えています。 介護保険制度は、平成12年4月 から発足しますが、このサービス を提供するための要介護認定は、 本年の⊥0月から開始されます。こ の認定審査会については、審査の 合理性及び公平性の確保の観点か ら、当町と桂村及び御前山村の3 か町村で共同設置します。町にお ける要介護者の実態調査はすでに 実施しましたので、これに基づい た介護保険事業計画を策定し、導 入に向けて準備していきます。 ●児童福祉 児童を取り巻く環境は、少子化、 核家族化の進行、さらには地域の 連帯感の希薄化等に伴い、生活す る基本的な場である家庭の形態や 機能の著しい変化をもたらしてい ます。次代を担う子どもが健やか に生れ育つ環境づくりが重要な課 題と考えます。子どもと高齢者の 元気に遊ぶ子どもたち ふれあい事業を実施し、町民の意 識の高揚とそれぞれの地域での児 童と高齢者との世代間の交流を推 進し、児童の健全育成に努めます。 さらに、昼間保護者が不在とな る家庭のため、今年度も石塚小学 校低学年児童を対象に、学校と連 携を図りながら放課後児童対策事 業を実施します。 また、民間保育園に対しても引 き続き助成を行うほか、本年度か ら新たに地域子育て支援センター 事業を実施し、園児だけでなく広 く地域の子育て相談や助言活動、 子育てサークル指導者及び子育て ボランティアの育成支援を行います。 母・父子家庭についても、親子 のふれあう横会を増やすための親 子すこやか交流事業を実施します。 両親学報での入浴指導 □保健予防 生活習慣病である「がん、心臓 病、脳卒中」による死亡が死因の 大半を占めており、これらの予防 対策は極めて重要な課題です。町 民が気軽に健康相談、健康教育、 健康診査等を受け、自ら健康に対 する自覚を深められるように、関 係機関との連携を図りながら事業 の強化を図ります。 また、保健福祉の一体的な拠点 施設として保健福祉センターの整 備計画を進めてきましたが、本年 度より2か年事業として整備します。 温泉を活用した健康増進施設整 備計画も基本設計を策定しました ので、本年度からの3か年事業と して整備し、本年度は、用地取得 及び造成工事に着手します。 山ゆり荘は皆さんの憩い 広報じようほく
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