広報じょうほく No.441 1999(平成11)年 2月
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「祭りに太鼓はつきもの」と昔 からよくいわれます。遠くの方か ら太鼓の音が聞こえてくると、仕 事も手につかず、私はそわそわと したものです。そして、早く祭り に行きたいものだと、よく心の高 なりをおぼえました。 町には、和太鼓のよさやすばら しさに魅せられ、学習している多 くの方がいます。 そんな人々の中から、平成10年 度生涯学習フェスティバルで発表 してくれた「石小大蔵」・「青山 太鼓」・「古内大杉ばやしLの発 表の様子を簡単にご紹介します。 -和太鼓で豊かな心をはぐくむ 「石小太鼓」の発表から 真剣なまなざしで出場してくれ たのは、石塚小学校4・5・6年 の石小太鼓.の21名の児童の皆さん でした。 演奏曲目は、「始めの曲①」、 「始めの曲②L、「次の曲」そし て、「最後の曲」の4曲でした。 そろいのいでたちで、大太鼓、 中太鼓、小太鼓を一生懸命、力強 く連打する児童たちの姿には感動 させられました。 観客からも盛んな拍手があり、 児童たちも満足げでした。そして そこには、児童たちが和太鼓を通 して、心のふれあいや情操等豊か な心をはぐくんでいる姿がありま した。 「石小太鼓Lは昭和61年に誕生 し、今日に至っているとのことで す。 2 地域ぐるみで和太鼓を楽しむ 「青山太鼓保存会しの発表から 竹笛、和太鼓などで、哀愁を帯 びた調べを奏で、多くの人々を魅 了した「青山太鼓」の演奏でした。 曲目は、2・3年生の青山小児 うちて 童の打手による「田植まつり」と 大人打手による「夢の架け橋」、 さらに青山小4・5・6年生の児 童打手と2・3年生の踊り手によ る「青山音頭」でした。 特に、「夢の架け橋」は静と動 を取り入れた強弱などの調べのあ るみごとなものでした。 「青山太鼓」は、平成3年に パチlこ患わすカガみなぎる(石小太鼓の児童) いつでもどこで柑⊥ みんな讐苧も ;■ -■エ左「一号 ■-‾ 山】-■F動唱〟の初表から 3 和太鼓で故郷のよさを伝える 「古内大杉ばやし保存会Lの発 表から たる 樺太哉、竹笛、かね等で奏で、 調和のとれた演奏ぶりでした。そ の実しい音色には、なぜか郷愁を 誘うものが感じられ、味わいのあ る調べでした。 Lゆく 演奏曲は、「宿ばやし」、「新 古内ばやしL、「安渡ばやしLの 3部構成のもので、みごとなでき でした。 この「古内大杉ばやし」は、昭 「青山太鼓保存会」を設立し、平 成4年に青山小学校の「児童の打 手」、続いて大人の「打手会Lを 発足きせ、保存会を中心に地域ぐ るみで支え、学習しています。 J-t、 お祭り気分で、手に持つうちわもしなる(青山音頭) 和弘年に古内地区に伝わる大杉ば やしが、古内小学校の学習発表会 で演奏きれたのを機に復活しまし た。昭和60年に科学万博に出演 し、かっさいを博したのを受けて 昭和61年に保存会が結成され今日 に至っているということです。 なお、この「古内大杉ばやし」 は、昭和62年に町の無形文化財に 指定されています。 これら3団体は、みごとなバナ さばきで、和太鼓のよさや生きる 喜びと感動などを多くの人々に与 えてくれました。これからも和大 老に心よせて、喜びや楽しみをも って「元気でいきいき」と学び続 けてほしいと思います。 本当にご苦労さまでした。 和太鼓で応lるさとのよさを伝える(古内大杉ばやし) 広報じよう隊く

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