広報じょうほく No.438 1998(平成10)年 11月
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年に一度は必ず 健康診断を受けよう きちんとした健康管理をして いくためには、まず、自分の健 康状態を知っておYことです。 そのために、年に一度は必ず健 康診断を受けましょう。 働き盛りの側歳は人生00年の折り返し点。ここは、健康の曲がり角でもあり ます。側歳を境に、長年の生活習慣ガ病気となって現れたり、過労死なとの事 故に遭ったりする人ガ多くなっています。こうした病気や事故のリスクを避け て、健康で豊ガな人生を全うするには、棚歳ガらの過ごし方ガとても重要です。 自分の健康状態に自覚をもち、自分に合った健康づ<りを実行しましよう。 40歳からの庫康づくりが 元気で豊かな老後をつくる 定期的な健康診断の受診には、 二つの意義があります。 一つは、がんや糖尿病、高血 圧症などの生活習慣病を早期に 発見し、早期治療を行えること です。ただし、この検査ですべ ての病気が発見できるわけでは ありませんので、健康診断と併 /( 用して、定期的に人間ドックで 受診することをお勧めします。 もう一つは、自分の健康状態 を知ることで、食生活や運動な どの生活改善による病気の予防 が図れるということです。 健康診断は、老人保健法によ り40歳以上の国民すべてが受け られることとなっています。会 社などの事業所では、労働基準 法により、年に1回、定期健康 診断を行うことになっています ので、そうした横会に必ず受診 しましょう。 また、自営業や専業主婦など、 会社などに所属しない人は、各 市町村が保健センターや保健所、 医療検閲などで定期的に実施し ている健康診断を受けることが できます。実施日などについては、 健康カレンダーなどでお知らせ しています。詳しくは、町健康 管理課℡288-3111内線 110までお問い合わせください。 自分の健康の 弱点を把握しよう 健康診断を受けたら、その結 果をじっくり分析してみましょ う。あなたの健康の弱点はどこ にありますか。 病気として現れていなくても、 次のような項目に当てはまると きは、生活習慣病の危険サイン です。食事や運動など、日ごろ の生活習慣を見直し、改善して いく必要があります。 ■太り過ぎ 肥満はあらゆる生活習慣病に 関係する危険因子。肥満の最も 大きな原因は高カロリー・高脂 肪の食事内容で、高血圧や中性 脂肪の増加のもとです。糖尿病 や心臓病などにかかる割合も、 肥満の人に多くなっています。 ( ■ 総コレステロールや中性 脂肪が高い場合は動脈硬化 の危険サイン。動脈硬化は 高血圧を引き起こし、脳出 のうニュノそく 血や脳梗塞、心臓病の要因 になります。ただし、2種 類のコレステロールのうち、 HDLコレステロールは動 脈硬化を防ぐ善玉なので、 数値が低いほうが問題です。 ■血圧が高い 高血圧症の原因は、中性 脂肪やコレステロールによ る動脈硬化。高血圧症それ 自体は、あまり自覚症状が ありませんが、脳出血や脳 梗塞などの合併症を招く要 因になります。 ●コレステロール値と中性脂肪値 コレステロール 中性脂肪の数値が高い 正常範囲(喝/d幻 総コレステロール *50歳以上の女性では219 HDLコレステ ロール値 中性脂肪 150未満 広報じようほく
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