広報じょうほく No.434 1998(平成10)年 6・7月
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常北町名誉町民二冗茨城県農協五連会長 鯉淵 ( 麺男さんの逝去を悼む開城県靴協五糾去る5月1日に88歳で逝去された常北町名誉町民で 元県農協五連会長の故鯉淵文男氏の町葬が、5月30日 午後1時から町公民館で、町と県農協五連の合同葬と してしめやかに営まれました。 参列者全員の黙とうに続き、葬儀委員長の阿久津町 長が追悼の辞として「尊敬してやまなかった先生の御 逝去を心から悼むとともに、町にとってもその失うと ころが誠に大きく悲しみにたえません。先生の偉大な る業績を継いで、躍進する常北町の発展のため『住み 良い豊かなまちづくり』に微力ながら尽くすことをお 誓い申し上げ、御冥福をお祈りいたします」と述べ、 続いて葬儀副委員長の関谷町議会議長が「45年間とい う長きにわたり公職に奉職なされ、この間の偉大な業 績は、町を始め茨城県の歴史の中にさん然と輝いてい ます。先生の英名は永く町民並びに県民の忘れえぬと ころであり、在りし日を偲び御冥福をお祈りいたしま す」と、それぞれ追悼の辞を述べました。 その後、石川県議会議員らの弔辞があり、参列者の 献花と続いて故人の冥福を祈りました。 当日は、おおぜいの町民、友人をはじめ、副知事、 国会議貞、各市町村長、市町村議会議長、町内外の各 種団体の各層から1、200人が参列し、故人との最 後の別れを惜しみました。 /-\ ○地方自治に対する功績 ・西郷村長としての功績 昭和22年4月、地方自治法により初代公選 首長として西郷村長に選ばれ、合併に至るま で8年、戦後の混乱期にあって、村民の生活 の安定、農家経済の復興、食糧の増産確保に 努力した。特に行政の末端浸透に意を注ぎ、 懇談会の開催、「月間西郷村報」の発行、移 動放送等により、住民本位の行政を行った。 昭和24年には全国初の自主的な新農村建 設計画を樹立し、西郷村の全耕地の土壌検 査の実施、交換分合による基盤整備を行い、 地域特産品の茶、うるしの増殖、畜産物の 奨励を推進。同時に進路の改良にも力を入 れ、定期バスの運行等と合わせ広く農家経 済の安定を図った。 学校教育についても非常に熱心で、いち はやく新制中学校の新設、老朽小学校及び 小・中学校講堂の改築を行うとともに県立 高校の誘致運動を起こし、石塚町に水戸農 業高校分校の開校を見るに至った。また、 小中学校における完全給食を県下農村地区 で最初の試みとして開始したことにより、 長欠、欠食児童はなくなり、健康増進の一 助になった。 広報じようほ<

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