広報じょうほく No.433 1998(平成10)年 5月
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常北高生台湾の地に立つ 常北高校では、昨年度から 始まった国際理解推進事業の 一環として、去る1月26日か ら29日まで台湾へ、生徒の海 外派遣が行われました。 故宮博物院等の見学のほか に、各人が、台湾の民族衣裳 や物価といった研=究テーマに 添った調査を行い、充実した 4日間でした。現在、生徒た ちはレポートを書いている真 っ最中ですが、どのようなレ ポートが完成するのか楽しみ です。 16・17歳の若いころに、台湾という異国の地に立ち、その歴史・文化そして生活に触れる事ができて、生徒 たちの今後の人生の大きな糧となったことを確信してやみません。この海外流遣は,来年も行われる予定です。 (引率教諭 梶山 昌弘、宮内 麻矢) ●生徒感想文● 海外研修に参加して 常北高校】年l組 内藤 香 3泊4日の海外派遣に参加して、私は自分自身が一回り大きくなったような気がする。 台湾という国で、いろいろな人たちと出合い、歴史や文化に触れる中で、たくさんのことを学んだ。どんなに 情報技術が発達して海外の様子を詳しく知ることができるようになっても、やはり実際に行って目で見て肌で 感じなければ、解らないことがたくさんあるということ。同じ国の中でも、たくさんの人たちが様々な文化を 持って生きているということ。たった1カ所を見ただけでは、その国の本当の姿はわからないということ等々。 今までの私の考えは大きく変わり、今まで自分が、日本以外の国をどんなに狭い視野で見ていたかを思い知ら され、とても恥ずかしくなった。 さて、じつに実りの多かった台湾研修だが、反省しなければならないこともたくさんある。その中で、最も 後悔していることが二つ。まず一つは「言葉」である。先生に教えていただいたにもかかわらず、台湾に行っ て使った言葉は「体早」と「謝謝」のたった二つである。台湾では、日本語を話せる人が多かったため、安心 しきってつい日本語ばかり使ってしまったのだ。もっと勉強しておけば良かったとつくづく思った。二つめは、 「お金の使い方」。事前に、日本円に直す計算の仕方を覚えなかったために、えらく高い物を売りつけられて しまった事である。でもこの二つのことは、体験しておいて良かったのかもしれない。大人になって海外に行 く機会ができたとき、この経験を生かすことができるから。 台湾での4日間は、本当にあっという間に過ぎてしまった。たった4日間で、いろいろな場所を見てきた。 それぞれが個性豊かな表情をしていて、その一つ一つが印象的だった。海外研り惨に参加することができて、本 当に良かったと思う。いつかまた、台湾に行きたい。 :・く 広報じょう騒< 8

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