広報じょうほく No.432 1998(平成10)年 4月
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◆農業の振興 営農者の自主性や創意工夫が発 揮できるような市場原理が機能し、 これに対応できるような環境づく りと活力のある農村地域の建設が 必要と考えています。意欲ある担 い手を支援し、地域の特性を生か した生産性のより高い生産基盤と 生活環境の整備等の施策を推進し てまいります。 活力と個性のあるまちづくり 明日の農業を担う人材の育成確 保が地域農業を活性化するための 基本ですので、現在12名いる認定 農業者について組織化を図り、拡 充と支援を図ってまいります。認 定農業者は、昨年からパラ、トル コギキョウ、イチゴ等の新しい施 設園芸作物の生産段階に進みまし た。県が進める「園芸日本一10ア ップ事業」とタイアップし、本町 電「の新しい特産品 「パラの栽培」 農業の新風に弾みをつけてまいり ます。なお、貴重な就農力として、 定年後継者や在家庭女性等で意欲 ある農業者に対しても構極的に支 援をしてまいります。 また、環境保全型農業の展開に ついては、「アイガモLによる無 農薬米づくりを実践しております が、生産者、消費者双方から好評 を得ていますので、野菜を含めた 特殊有機肥料による安全な食糧の 生産体制づくりをさらに推進して まいります。 米の生産調整については、国に おいて大幅な余剰米の在庫調整、 自主流通米の値下がり等に対処す るため、本年度と来年度の2年間 で、適正備蓄基準上限の200万 トンとする緊急生産調整推進対策 事業を展開することになりました。 本町は対前年30・7%、47もa増 の200baの減反面硬が配分さ れ、厳しい対応を迫られました。 このため、各区長を先頭とし、自 治会ごとに推進員を配置し、町 一丸となって対策を展開すること としました。生産者への周知を徹 底し、国の新しい制度とあわせ、 町助成金の上積み等を図りながら 関係機関一体となって推進してま いります。 農地の基盤整備、滑池やかんが い用排水路の整備についても引き 続き推進するほか、増井から春園 に至る農免道路第1期事業も本年 度用地買収、着工の運びです。ま た、那珂川沿岸地区農業水利事業 及び関連事菓について事業の促進 を図ってまいります。 農地流動化奨励事業、中山間地 域農業確立事業等の県単補助事業 や農産物振興のための各種助成や 生産組織の育成も引き続き推進し てまいります。 ◆畜産の振興 引き続き牛舎の新■増築に対し ての助成や畜産環境整備事業を通 して生産意欲の向上を図るととも に、家畜伝染病にほ細心の注意を 払い、各種防疫事業や肉用牛特別 導入事業を城北地方広域事務組合 や関係機関と一体となって推進し、 畜産の振興を図ってまいります。 ◆林業の振興 緑化運動の啓蒙等を高めるため の組織化や植林事業の周知を図り、 森林組合等と連携しながら林業振 興に努めてまいります。 ( ◆商工業の振興 商工会を中心とした会員相互の 連帯意識の高揚と組織の活性化が 重要な要素ですので、商工会活動 強化のために引き続き助成を行っ てまいります。特に、地域小規模 事業者の経営改善を図るための商 工会等地域振興実現化事業やまち おこし事業により開発された特産 品等の販路開拓、普及を図るため の特産品等開発並びに販路開拓支 援事業等に対して、積極的に支援 してまいります。なお、引き続き 中小企業者に対する借入れ事業資 金の利子補給を行ってまいります。 工業の振興において、企業誘致 は就労の場の確保、町民所得の向 上、消費人口の増加等が期待でき、 町内全般にわたる活性化になりま す。引き続き長期的、捻合的な町 づくり計画の中で、関係機関、町 開発公社と連携を図りながら優良 企業の誘致に努力してまいります。 また、進出企業及び用地提供者に 対しては、企業立地奨励金を交付 してまいります。 ◆観光・レクリエーションの振興 現在、県において進めている藤 井川ダム再開発事業によるテント 広報じようほく
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