広報じょうほく No.429 1998(平成10)年 1月
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インフルエンザを引き起こすウ イルス(インフルエンザ・ウイル ス)は、インフルエンザにかかっ ている人の鼻やのどに付着してい ます。その人がせきなどをすると、 空気中に小さなしぶきのように漂 い、そこから別の人にうつります。 インフルエンザにかかると、急 激な発熱や頭痛、腰痛や筋肉痛、 体のだるさなど全身に症状が現れ ます。併せて鼻水、せき、のどの 痛みといった局所的な症状も出ま す。 お年寄りは重病になる恐れ インフルエンザはほとんどの場 合、数日で治ります。しかし、単 なる風邪とは違う重大な病気であ ることを忘れてはなりません。特 に、お年寄りや基礎疾患(心疾患、 肺疾患、腎疾患)の症状がある人 はひどくなることが多く、肺炎な どの合併症を起こして死亡するこ ともまれにあります。 インフルエンザの予防対策には、 次のようなことが考えられます。 (うがいをする/必要なとき以外 インフルエンザは重大な病気です 予防接種を受けましょう は人混みを避ける/睡眠など休養 をよくとり、栄養に気を配る/お 年寄りなどは、長引くと肺炎など の重病に発展する可能性があるの で、風邪の症状がでれば早めに診 察を受ける) インフルエンザの重症化を防ぐ には、ワクチンの接種が有効です。 高齢者や基礎疾患を有する人は、 医者と相談の上で接種を受けるの が望ましいでしょう。 予防接種をしましょう 人工的に体に抗体を与えて免疫 をつけさせ、病気などにかかりに くくさせるのが予防接種です。 インフルエンザ・ウイルスは毎 年、頻繁にその性質を変えてきま す。しかし、流行する種類を予測 する技術は年々高まっており、予 防接種に使われるワクチンは、そ れに合わせて毎年作られています。 従って、インフルエンザの予防接 種は、毎年受けることをお勧めし ます。 インフルエンサ・ワクチンは、 接種を受けてから1か月程度で予 ′t、 防効果が出ます。インフルエンザ の流行時期は12月から翌年4月ぐ らいまでですから、秋ごろ(11月 ごろ)に予防接種を受けるのが一 番よいでしょう。 偉い副反応の確率 他の医薬品と同じくインフルエ ンザ・ワクチンにも副反応(接触 け人たい 痛や倦怠感、はれなど)を引き起 こす可能性があります。しかし、 インフルエンザ・ワクチンは以前 に比べ副反応の割合が大変低くな っています。副反応が出たとして も、その危険性は、予防接種を受 けなかった場合の危険性より低い と考えられています。なお、次の ような状況がみられる人は、予防 接種の前に医師等に知らせておき ましょう。 (卵に対するアレルギーがある/ 過去にインフルエンザ・ワクチン によるアレルギーがあった/妊娠 している、またはその可能性があ る/現在何かの病気にかかってい る) ( 首里 下古内 小島 きよさん (85歳) 人の心は咲く花の匂うが如く薫るもの 情ほのぼのかけあいながら 愚痴のひとつもこぼさずに 何時も笑顔で暮らしたい 日常の五つの心 一、ハイという素直の心 一、すみませんという反省の心 一、わたしがしますという奉仕の心 二おかげさまでという合掌の心 一、ありがとうという感謝の心 右のことを、だれもが心得ていてほし いと思います。 広報じょうほ<

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