広報じょうほく No.426 1997(平成9)年 9月
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英育時の行動力を身に付ける 大地震などの災害に襲われたとき、あな たはすばや<、落ち着いて行動できる自信 はありますか。非常時の行動力は、一朝一 夕に身に付<ものではありません。臼ごう からどんなことを心掛け、また、いざとい うときどう行動すればよいのか。行動力を 養うためのポイントを紹介します。 ◇日ごろの備え 地震に対する備えといっても、 何も特別なことをするわけではあ りません。毎日の生活に、防災の 視点を取り入れるだけでいいので す。 ◇嚢の周りを把握する 「電話をかけたいが公衆電話は ‥どこにあったか」「トイレに行き たいけど公衆トイレは近くにあっ たかな」。住み慣れたまちでも、 いざとなると分からないことが意 外に多いものです。 避難場所や避難路のほかに、次 のようなポイントが自分の家の周 りのどこにあるかということを把 撞しておきます。 ∧基本的な備え∨ ①防災訓練に積極的に参加する。 ②家ヤプロック塀の補強、家具の 転倒や落下の防止などで、安全 なスペースを確保する。 ③消火器や消火用水(三角バケツ やふろへの水はり〉を備えておく。 ④非常持出晶を用意する。 言な非常持出晶…飲料水、食 料品、貴重品、医薬品、ヘルメッ トまたは防災ずきん、手袋、 懐中電灯、衣類、毛布、ラジオ、 予備電池、マッチ、ロウソク、 ナイフ、缶切り】 ⑤家族で防災会議を開く。 【主な確認事琴:幼児やお年寄 りの避難はだれが責任をもつか /避難するときだれが何を持ち 出すか/非常持出袋はどこに置 くか/ほか】 ⑥避難カードを作成し、各自携帯 する。 ⑦災害時のボランティアなどに関 心をもつ。 ◇地’が起書たとき 身の安全を守ることが第一です。 動けないほどの大けがをしては、 火災などの二次災害を防ぐための 次の行動ができません。 公衆電話、公衆便所、コン ビニエンスストア、病院、 防火用水、川、井戸、消防 団、防災無線、オープンス ぺIス (仮に逃げ込める空 き地などで、倒壌や落下物 の危険性のないところ) ◇命を守る ①揺れを感じたら、丈夫なテーブ ルなどの下に身を隠す。 ②座ぶとんなどが身近にあれば、 頭部を保護する。 ③玄関などの扉を開けて、非常脱 出口を確保する。 ④あわてて外へ飛び出さない。 ⑤外にいるときは、塀ぎわやがけ、 川べりに近寄らない。 ◇火災を防ぐ ⑥使用中のガス、ストーブなどは、 すばやく火を消す。 ⑦ガスは元栓を閉め、電気器具は コンセントを抜く。 ⑧万一出火したら、消火器や三角バ ケツなどの消火用具で消し止める。 ⑨大きな火は、隣近所に声をかけ、 みんなで協力して初期消火に努 める。 ◇避難する ⑲ガスの元栓など再度確認。 ⑪避難は徒歩で。 ⑲持ち物は最小限にとどめ、なる べく背負うようにする。 ⑬海岸などでは津波のおそれがあ るので、急いで高台などの安全 な場所へ避難する。 ⑭山ぎわや急傾斜地では、山崩れ やがけ崩れが起こりやすいので、 急いで離れる。 ⑮ラジオやテレビの報道、役場や 消防署・警察署が発表する情報 に注意する。 ⑲軽いけがは、お互いに協力し合っ て応急処置をする。 9月21日㈱から9月30日㈹まで のュ0日間にわたり、秋の全国交通 安全運動が実施されます。今回の 運動は「高齢者の交通事故防止」 「シートベルトの着用の徹底」が 重点となっています。夜間出歩く 時には反射材を付けるなどを心が けて、車の運転者の目に止まりや すくしましょう。また、草の運転 者は交通安全を守り、やさしさと 思いやりの気持ちで運転しましょ う0 交通安全運動に先立ち全 回交通安全‡ヤラパン隊 が来庁し、交通事故防止 を呼びかけました。 広報じようほ<
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