広報じょうほく No.426 1997(平成9)年 9月
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光画クラブでは、毎年、春と秋日帰り の撮影研修会を開いている。6月下旬、 松戸市の通称「あじさい寺」で有名な長 谷山本土寺で行われた撮影会に参加した ときの作品である。 庭園には、3,000株以上のあじさいが華 やかに咲き、観光客でにぎわっていた。 静かな木立の中に建つ経蔵院を被写体に 選ぶ。日本建築の美しさと静けさにひか れシャッターを切る。 初夏の静寂が伝わればと思いながら。 飯 村 元 光 花桐短歌 老眼の進みの着きこの日ごろルー ペにて殺虫剤の説明書読む 安 藤 愛 居眠りのよきことかぎりなし このまま黄泉に行きたきものを 飯 H マ サ タ迫る薮にて篠を束ねつつ仰ぐ満 月澄み極まれり 薄 井 ひ ろ こ 孫一人ふえたる息子らの帰省待つ 時針の進みもどかしがりつつ 枝 不 実 朝だての茶受けの梅のすっば昧ほ クエン酸なれど食える酸がよし 大 畠 元 宏 夢に来てわが腰痛を気遣へる亡き 母は浴衣の柄のみ見せつ 片 見 和 枝 町 の 人 口 前月比雷月悪 人 日13,252人(+33)(+477) 男 6,489人(十9)(+236) 女 6,763人(+24)(+241) 世帯数3,974世帯(+15)(+173) 9月1日現在 涼やかな南部砂鉄の風鈴は今に残 れど鉄の炉消えし 川 上 千代子 ふうわりとむくげの花に下り 璃紳 ぬ煮きあげはのみやびな容姿 島 愛 子 後の世に遺せる文化日光の束脾宮 の建築の美は 関 谷 完 代 さま 暑さには叶はぬ態のあじさゐの寺 あ の木優に吾も耐へがたかり 多 田 志保子 ▲し 蔑切りが明けのしじまを鳴き募り た 車庫軒裏を一斉に発てり 丹 下 栄 子 いちご あら草に混じりにたる赤き野苺を ひとつ含みぬ行商の斬 坪 井 きよ子 「少年をそうさせたのは何だろう ?L誰もが胸に手を当てるペし 萩 谷 登喜子 今月の納税 国民健康保険税 第4期分 国民年金保険料 第6期分 農業共済掛金 蚕 繭 水 道使 用 料 9 月分 広報じょうほく
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