広報じょうほく No.425 1997(平成9)年 8月
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「旅をして、すばらしい眺めや 感動に出会ったとき、絵心のある 人ならだれでもかいてみたいとい う衝動にかられます」としみじみ 片板先生ガ主宰する「常北絵画クラブ」の会員 と語る片根正之さん。 「カンバスに向かうと自然に心 が落ち着き、納得のいくまで筆を 動かしぎとある会見はいいユ葺 みんなで生涯学習 ■ 学習紹介⑯ 油彩画をかいて楽しお -常北絵画クラブの活動から- ( また、ある会員は「絵をかいて いるとき、そのことだけに集中で き、無心になれてストレス解消の 妙薬になりますLと胸を張ります。 〝納得できる色合いがでるまで 絵筆を動かす″こんな患いで学習 している「常北絵画クラブ」を取 材しましたので、その学習活動の あらましを紹介します。 -絵画を始めたきっかけ このクラブの指導者の片根正之 さんは、子どものころから絵をか くことが大好きで、よくかいてい たそうです。そして、いつかは油 絵をかいてみたいという夢を持っ ていたといいます。 職場で、たまたま常北出身の広 原長七郎さんという絵の先生に巡 り合ったのがきっかけで絵を始め たということです。それから今日 までの亜年間、絵をかいていると いいますからたいしたものです。 2 「常北絵画クラブ」の結成 このクラブ結成のいきさつは、 町民の皆さんから片根さんに「絵 の勉強がしたいので指導してほし い」という要望があり、町教育委 員会からの依頼もあって、昭和55 年に「初心者向けの絵画教室」を 開設しました。当時は参加者も多 く、その学習熱はたいしたものだ ったそうです。 この教室が3年間続いた後、「常 北絵画クラブ」として昭和57年10 月に結成され、今日に至っていま す。 さ 「常北絵画クラブ」のねらい 「絵画を通して、会員相互の技 術の向上と親ばくを図り、地方文 化の向上に寄与することLをねら いにしています。 特に、会員が楽しみながら活動 し、継続して学習できるように心 配りをしているということです。 ヰ 「常北絵画クラブ」の活動 ○指導者 片根 正之先生宕塚 本町) 会員数 10名 ○活動日 第2・第4の土曜日 いずれも午後1暗から5時まで ○活動場所 コミュニティセンタ ー常北 0活動のあらまし 活動の主なものでは、油絵の研 究、作品発表会、写生会、絵会等 があります。 油絵の研究では、作品展の作品 づくりや写生会の仕上げ等を中心 ( に活動しています。 全体のバランス、色彩、遠近、 明暗等の表現のしかたを会員相互 が述べあい、楽しく学習していま す。 4月8日の町の花祭りに合わせ て、毎年、会員全員による作品発 表会も催しています。それにより、 物の見方、考え方や感性を磨くこ とに心がげています。 県展や数々の美術展に出品する よう努めている会員もいるという お話でした。 また、毎年春と秋に、近県での 日帰り写生会を行っています。会 員はこの日を楽しみにしています。 稔会は、本年は12月に予定して います。 5 蒋導にあたって 己の心のおもむくままにだれに も気がねしないで絵筆を動かす。 そこには描く者しか味わえない喜 びと楽しみがあります。 指導にあたっては、作品のよい 所を見い出し、ほめて伸ばすこと に心がけています。 会員を募集します 絵画に興味と関心のある方は、 片根正之さん(288-2869) ともよ または内野奉代さん(288-2 370)までお電話下さい。 初心者も歓迎します。 広報じょう【まく
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