広報じょうほく No.425 1997(平成9)年 8月
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最も無】里なく継続して行える運 動が「歩く」ことです。(∋息がは ずむくらいの速さで、②1日30分 程度、(∋1日1万歩を目標に、取 り組んでみませんか? 日本人の 1日平均歩数は、男性で7,933歩、 女性で6,909歩ですが、歩数が多い 人ほどHDL(善玉)コレステロ ールの値が高いというデータも報 告されています。 踵康づくりは ‘‘3要素,,の バランスから 健康つくりの“3要素”、あなた はすべて挙げられますか?-一一答 えは、栄養、運動、休養。「当た り前すぎる」などと言わないでく ださい。意外に少ないんです、こ の3つのパラ=ノスをうまくとって いる人……。 じめ体内のさまざまな栄養素を破 壊します。せっかく食事に気を配 っても、1本のタバコがその効果 を台無しにしてしまうということ を知っておいてください。 「偏りのない食生活」を心 がけていますか? 日本人 の栄養摂:取は、ほぼ必要量 を上回り、平均的には適正 なレベルにあります。しか 栄 養 栄養や運動と並ぶ、健康 づくりの重要な要素が「十 分な休養」です。働くこと ばかりを美徳とする風潮は 過去のもの。積極的に連続 休 養 し、男女ともに若い年代層でカル シウムが不足し、若い女性は鉄分・ も不足気味。厚生省では、多様な 食材で栄養バランスを保つために 1日30食品を目標とすることを勧 めています。 ただし、過食や過剰な栄養摂取 はかえって健康を害します。ごは んを少なめにし、おかずが適量・ 多品種の献立となるよう工夫して ください。日本人の食事に増えつ つある動物性脂肪や塩分(1日10 g以下が目標値)も抑えるように しましょう。 また、喫煙は、ビタミンCをは く年齢階級別1日の歩数〉 「適度な運動」ほ、高血圧 や動脈硬化を防ぎ、糖尿病 などの治療に効果がありま す。激しいスポーツだけが 運動ではありません。日常 休暇をとって、心身を「休ませ」 「養って」ください。 こうした「健康休暇」の普及と ともに進められているのが、「健 康保養地」づく りの構想です。主 に中高年勤労者を対象とした滞在 施設で、 健康度測定、生活習慣改 善のフロログラム、各自に適した運 動の実践などを通じて、保養と健 康増進を図るというものです。 豊かな自然風土、温泉などに恵 まれた環境であることも条件の一 つ。現石三、多数の地域でう設立が計 画されています。 運 動 生活のなかにちょっとした運動習 慣を取り入れるだけで、健康づく りに効果が表れます。 通勤や買い物の行き帰りの歩行、 部屋の掃除、ふとんの上げ下ろし、 庭の手入れなど、ふだんできるこ とでいいのです。特別に時間をつ くらなくても、意識的に体を動か す心がけが大切です。 町のスポーツ教室などに 参加し、積極的に休を動 かしましよう。(太極拳教 室の活動の様子) 5 広報じょうほく
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