広報じょうほく No.421 1997(平成9)年 4月
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けて大きく前進することが期待さ れています。当町には、昨年より 特別養護老人ホーム「グリーンな かさい」が開設され、町の高齢者 福祉向上に大きく前進しました。 今後、さらに委託事業として在宅 介護支援センター及び老人デイサ ービス事業について、在宅福祉サ ービスの活動拠点として十分活用 できるようこれを支援します。ま た、地域福祉に貢献されるボラン ティア育成援助と人材確保を図る とともに、扶養意識の高揚と親や 老人をいたかる心を養う福祉教育 についても積壌的にこれを推進し ます。 高齢者福祉 生活水準の向上や医療技術の著 しい進歩により、急速に高齢化が 進展しており、当町の65歳以上の 人口は、平成8年7月現在2、3 85人で19%を占め、前年より 0・1%上昇し、県平均の14・4 %に比戟し高齢化率が高くなって います。 その中で、ねたきり老人は35 人、ひとり暮らし老人は115人、 さらに、核家族化の進行や扶養者 の高齢化などにより、年々介護が 困難な家庭が増加傾向にあります。 このような中、在宅福祉サービ ス3本柱である老人デイサービス 事業、ショートステイ事業及びホ ームヘルプ事業を特別養護老人ホ ーム「グリーンなかさい」 へ委託 し実施しています。今後も介護支 援事業について積極的な活用を図 ります。また、本年度から中期入 所型のミドルステイ事業を取り入 れました。ねたきり老人を介護し ている家族が、疾病や介護疲れに ( ⊥ヰ鳥 三讐禦竪琴あ吏⊥五 二獅 よる休養のため介護が困難な場合、 30日間老人ホームに入所できる介 護サービスを実施します。 ホームヘルプサービス事業につ いては、現在社会福祉協議会に職 員を配置し、入浴、家事、介護等の サービス事業を実施しています。 「グリーンなかさい」にこの事業 の一部を委託し、休日等における 介護支援を実施していきます。ま た、在宅介護支援センターについ ては、在宅の要援護老人等の介護 者相談楷導をはじめ、きめ細かな 支援活動を推進します。 在宅福祉ネットワーク事業であ る地域ケアシステム推進事業につ きましても、ケアチーム45チーム 166名の協力員により、地域の ボランティアの方々の協力のもと に地域全体で要援護者の福祉支援 を展開します。 児童福祉 核家族化、少子化の進行で、児 童を取り巻く環境や家庭の形態、 機能も変化してきています。 このような中で、児童の健全育 成に対する町民の意識高揚と、そ れぞれの地域で児童と高齢者との 世代間の交流を推進するため、高 齢者と子供のふれあい事業を実施 します。さらに、昼間保護者が不 在となる家庭のために石塚小学校 低学年児童を対象とした放課後児 童対策事業についても、学校と連 携を図りながら、充実に努めます。 また、引き続き季節保育所を開 設するほか、民間の保育園に対し ても助成を行い児童が健やかに育 つ環境づくりに努めます。 保健予防 社会構造の複雑化や人口の高齢 化、出生率の低下、慢性疾患を中 心とする疾病構造の変化等、保健 医療をとりまく環境が著しく変化 している状況の中で、地域住民の 一人ひとりの健康を保持、増進す るためには、疾病の予防、早期発 見、早期治療が最も大切です。 本年度、母子保健法の改正に伴 い、母子保健事業が市町村に委譲 ′l\ きれたことから、より地域住民に 密着した保健サービスの提供を行 う必要があります。身近な保健サ ービスの中心として、本年度は、 保健センター建設にむけ基本計画 を策定します。 現在、死因のトップを占める悪 性新生物、心疾患及び脳血管疾患 は今後とも増加すると考えられ、 中高年層にとっての成人病予防も 大きな課題です。これらの対応と して稔合検診、モデル地区検診と 新たに、ねたきり老人の歯科訪問 蒋導を実施します。また、予防凍 種事業について、個別接種は麻し んのみですが、集団接種の回数を 増やすなど、もれ者のないよう努 めます。 なお、老人保健法に基づく健康 教育をはじめ、保健事業の強化を 図ります。 広報じようほ<
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