広報じょうほく No.421 1997(平成9)年 4月
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ここにも、楽しみながら生涯学 習をしているグループがありまし た。 へ春から にしんが来ると〜 さわぎはじめる 半島から〜 腐りの練習後の会員 しヤこたん の『積丹半島』の曲が流れる。み ごとな手さばきで、振りが披露さ れる。観客から柏手が鳴り響く。 踊り終わった満足感と充実感と で、日本舞踊「春扇の会」の全局 みんなで生涯学習 、 楽しみながら季題に 「梅香の踊り」を舞う 一舞踊「春扇の会」の活動から一 ( 学習紹介⑫ たちの顔が輝いています。 このたび、伝統芸能である日本 舞踊の「春扇の会」を訪ね、その 楷導者である横倉〈梅香)春留香先 生にお話を聞くことができました ので、その学習を紹介します。 - 「春扁の会」を始めた動機 踊りに興味と関心をもつ町の皆 さんのお役に立ちたいという思い から始めたそうです。 先生は、踊りのもつあでやかさ に心ひかれ、踊りを習い始めたと いうことです。いつしかその踊り の魅力にとりつかれ、「中村梅香 流」の名取り・師範の免許を得る までになったといいます。 また、先生は「生涯学習は、自 分のしたいことをまず気軽に取り 組んでみることが何よりも大切に 思います」とおっしゃっていまし た。 2 「春扇の会」のねらい 「踊りを楽しみながら学習し、 会員同士が清らかな心でふれあい、 踊りの技量を磨くことをねらいに していますLということでした。 そして何より嬉しいことは、会 員たちが助けあい、励ましあって、 積極的に学習に取り組んでくれて いることだといいます。 3 「春扁の会Lの活動状況 この会の活動のあらましは次の とおりです。 ○代表及び指導者 横倉 春留香先生 ○会 員 25名 ○活動場所 公民館と自宅で ○活動日 毎週月曜日、午前 9暗から午後一5暗まで ○活動内容 けい 主な活動としては、「踊りの梧 古」 「おさらい」や「舞踊発表」 などです。 「踊りの稽古」では、振り付け しな から、科(身づくろいをして、構 えること)のつくり方や曲に合っ た間(呼吸)、拍子(リズム)の とり方などの拍導が中心になりま す。 特に、先生の45年の踊りのキャ リア(実地の経験)、坂町付け師 はぶ として「春山音頭」や「波浮の港」 の振り付けを手がけた蒋導は、と てもわかりやすいということです。 「おさらい」では、内輪だけの 発表でも観客を意識し、緊張する そうです。その分、踊り終わった ときの喜びはひとしおのものがあ 一一lヽ るといいます。 「舞踊の発表Lでは、毎年、水 戸市民会館で行われる舞踊発表会 ときわかい すいせんかい 「常磐会」や「水扇会」などのほ か、町文化協会や公民館などの主 催する会などに出演し、好評を博 しています。 これらの発表が、会員たちの学 ぶ励みになっているということで す。 4 今までの活動から 今まで演じてきた曲は、『男の 花道』、『無法松の一生』、『涙 化粧』など亜年間、約300曲に も及ぶといいます。 最近では、『めおと酒』、去華 になれ』、『積丹半島』などを発 表に備えて稽古しているというこ とでした。t 5 会員の声から ○片見和枝さんL「心と体を培 い、生きがいのぁる人生を送るた めに入会⊥凄しぎ ○森田 す江さん 「踊りの魅力 は、何とhけっでも女らしさの表現 ㌔にあ▼ります」 ○江幡 きくのさん 「会員達と 楽しくふれあい、いつまでも若さ を保ちたいです」 6 これからは 多くの人と楽しみながら共に学 んでいきたいとのことでした。 広報じょうほく

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