広報じょうほく No.416 1996(平成8)年 11月
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丹精こめて、「菊づくり」をし ている岡崎 進さん(石塚田町一 の一)を訪ね、お話を伺いました ので、 1 葡づくりを始めたきっかけ 岡崎きんが町の郵便局に勤めて いたころ、先輩に「菊づくり」を 勧められたのが、始めたきっかけ 菊つくりに励む岡崎さん だったといいます。 初めは、趣味として考えていま したが、今では生きがいになって いるそうで 「葡づくりを始めて 20年位になりますが、まだ日が浅 く、これからが勉強のしどころで す」ということでした。 2 「常北町菊花会Lに入会 t みんなで生涯学習 学習紹介㊨ 今、生涯学習を考えるとき 「菊づ<りに生きがいをもとめて」 ′く 本隊を入れて「菊づくり」を勉 強したいということで、歴史のあ る「常北町菊花会」に入会しまし た。 「先輩たちの菊づくりの仕方や すばらしい菊の花の美しさに感動 し、やる気がわいてきます。趣味 を同じくする多くの人とふれあい ながら学習することは、生きるう えでのはりあいにもなるし、果し みです。常北町菊花会は、会長が 約組数名おり、みな菊づくりに熱 心です。真剣に取り組んでいるの で、本当に勉強になりますし 3 菊づくりのコツ 菊づくりは、1早かけて作るよ うになりますが、そのコツは何と いっても「培養土づくりと肥培管 理」です。 腐葉土と赤玉の土ともみがらタ ンタンを混ぜて培養土をつくり、 菊鉢に入れて、十分しめらせてお きます。そして、5月に新芽をさ しておいたものをこれに移植しま す。あとは追肥、償芽かき、支柱 ■ 立てなどをするのです。 毎日、菊の成育状態をつぶさに 観察し、それなりの管理をするこ とが大切だとい、つことで、「わが 子にも似た細やかな愛情と気配り をかけてやることが一番です。そ うすれば、みごとな花をつけ、人 々を楽しませてくれます」と、話 してくださいました。 ヰ 作品展への出品 古くは薬師寺の境内で、今では コミセン広場で毎年秋に開催され る「常北町菊花展」に必ず出品し ています。 今まで丹精をこめて菊づくりを してきた足跡が、作品展でのたく さんの賞状でうかがい知ることが できました。 あつものくだものふくすけ 作品では、厚物・管物・福助・ だるまなどを仕立てているという ことです。 5萄づくりの魅力 手塩にかけて育てあげた菊がみ ごとに花を咲かせたとき、今まで の昔労が報われ、それが喜びにか わるといいます。 そして、何よりも多くの人の心 を和ませることができることが無 上の喜びだということでした。 6 これからは 1あくまでも趣味として、菊友 とともに菊について話し合い、菊 づくりをして楽しんでいきたい一 ′l\ ということでした。 帰り際の「やる気があれば、だ れにでもできますよ」という言葉 が、いつまでも耳をついて艶れま せんでした。 趣味を生かし、自ら生きるはり を求めて学習に取り組むことは人 として大切なことです。 心豊かで生きがいある人生を送 るために、町民一人ひとりが、お りにふれて「今、何ができるか」 を聞い直してみるときではないで しょうか。 ◇ ◇ ◇ ※生涯学習課では「まちづくり出 前講座」重け付けを行っています。 また、生涯学習についてのお問 い合わせは、町生涯学習課までご 連絡ください。 ℡288-3111(内線355) 町 の 菊 花 展- 広報じようほ< 6
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