広報じょうほく No.416 1996(平成8)年 11月
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m‖川l…l川川111…州11…1‖=川l】lllll】仙川ll11 自殺にまで至る子どもガいるようにハいじ めを受ける子どもにとって、学校生活はとて もっらく苦しいものです。しかし、その心の 痛みは、いじめをする子どもには伝わらない ようです。 子ピもの人権を守ろう ー「いじめ」/しない・させない・見逃さない- わたしたち大人の果たすべき役割とは 1mlI………1111………l川川川【1州‖…l州…l川 他人の心の痛みを 分からせる もし自分の子どもがいじめに関 わっていたら、いかに自分のして いることが残酷で、大変な人権侵 害であるということを十分に分か らせなければなりません。また、 中学生のようにある程度の年齢に 達していれば、悪質ないじめを繰 り返し行った場合、法的・社会的 に厳しい責任を負わなければなら ないことも教える必要があります。 いじめの根本には、自分の存在 感や欲求が満たされない子どもが、 そのはけ口として自分より力の劣 る者を攻撃することで、不満を解 消するという代償行動があります。 親としては、まず子どものもって いる不満のは握に努め、その上で 他人の立場や気持ちを思いやる心、 いわば人権意識を育てることが大 切です。 いじめの見逃しも 許されない 自分の子どもがいじめに関わっ ていなくても、クラスの中にいじ めがあったり、友達がいじめを受 けていたりするときはどうすれば いいのでしょうか。 今のいじめには、いじめをする 子どもと受ける子どものほかに、 いじめの行為を見ているだけの子 どもや、見て見ぬふりをしている 子どもがいるといわれています。 いじめを見逃す行為も、いじめを するのと同じように許されない行 為であるということを教、え、いじ めを見たらどうすればよいかとい うことを話し合ってみてください。 いじめを見たら、勇気を出して注 意したり、だれか親しい友人に話 してみたりするなど、その場の対 処法について具体的にアドバイス します。 まずは先生に相談し 家庭と学校で解決 いじめのほとんどは、学校で起 きています。 { 学校教育の場における人権問題 は、学校で解決されるのが最も望 ましい形です。まずは担任の先生 に相談し、家庭と学校が一緒にな っていじめを解決することです。 しかし、学校でもは握できなか ったり、だれにも相談できず、親 や子ども自身が悩みを抱えてしま ったりする場合があります。そん なときは、法務局・地方法務局の 人権相談窓口を利用してください。 特に、いじめ問題に関しては、 「いじめ110番」などの専門ダ イヤルを設けるなど積極的に相談 を受け入れています。また、「子 ども人権オンブズマン」 (子ども の人権専門委貞)は、いじめや体 罰、親による虐待など、子どもの 人権全般について相談を受け入れ ています。 ◆水戸地方法務局 いじめ・体罰 人権週間 啓発7Rスター 広報じょうほ<
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