広報じょうほく No.415 1996(平成8)年 10月
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虎頭痛轟 文.今 瀬 義 次さん うなぎ地蔵 下古内の太古山清音寺は古く建 てられた立派なお寺で、数十人も の小僧がいるほど楓った。その小 僧の一人にきれいな子どもがいて、 毎日、どこからともなく赤飯をた くさん運んできては本尊の観音様 の前に供えた。その小僧は言葉少 なく、師のお坊さんから何を言わ れても答えなかった。読経はつと めるが、友だちとも口を開かない ので、だれも赤飯をどこから運ん でくるのかわからなかった。 水戸黄門が元禄七年(一六九五) 清音寺に釆たとき、安渡川でつり を楽しまれた。その時、一丈(約 三メートル)ほどもある大きなう なぎをつりあげた。さすがの黄門 もびっくりし、やっと捕えて腹を きいた。すると、その腹の中は赤 飯でいっぱいだったので再びびっ くり。このうなぎはこの渕のヌシ だろうと思い、この近くにていね いに埋葬した。 その日から清音寺のあのきれい な小僧は姿を消し、観音様の前に 赤飯を供えることもなくなった。 「あの小僧は、うなぎが人の姿に 形をかえたにちがいない」と多く の人がさわぎ出し、小僧のめい福 を祈って石の地蔵きんを建てた。 その地蔵さんはもとの位置からや や艶れた路ばたに今も建っている。 黄門がつりのとき腰をかけた石 があり、「腰掛石」といわれ、また 円座のような石なので「円座石」 ともよばれている。このあたりを り申「たんふち 龍寝渕とよんでいるのは、黄門様 が龍の住むような深く静かな渕と して名づけたからである。また、 つりのとき、岩場ですべらないよ うに半分に切ったわらじを使った。 料理をする暗もこのわらじの上で したので「黄門様の鮎の足なか料 理」といわれている。昔は、この 藤井川の上流安渡川にも鮎がたく さんいたっ うなぎ地蔵 健康な食生活とは ①好きな物だけ食べ過ぎない。 ②欠食しない。 ③簡単食、パッカリ食にならない。 ④外食に頼らない。 ⑤牛乳、乳製品をもっととる。 ⑥一日に一度は、家族そろって食 べる。 いわLのトマト焼 《作り方》 1、いわしは内蔵を取り水洗いし、 水気をよくふき取り、塩、コシ ョウ。トマトは湯むきをして、 小さく切っておく。 2、なべにバター(またはサラダ 油)を入れ、いわしの両面をさ 今.国は、那珂西≡区推進員からの報告です。 食生活改善推進員連絡協議会から ( 材 料(5人分) っと焼いたら切ったトマトを入 れ、ふたをして弱火で5分くら い蒸焼きにする。 3、2に水溶きした小麦粉を加、え、 塩、コショウ、調味料で昧つけ する。 4、お皿にいわしを並べ、トマト の煮汁をかけてできあがり。 いわし 10尾 トマト 大3個 バター(サラダ油)大さじ3 小麦粉 大さじ1 少々 塩 芸孟孟料) 広報じょうほく
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