広報じょうほく No.414 1996(平成8)年 9月
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町の多くの方が、忙しい日々の 中で時間を作り、生涯学習に取り 組んで、「ふれあい・生きがい・学 びあい」を育んでいます。 そんな中から、今回は「他人の 水戸地区スポーツ大会にて 痛みを肌で感じ、いたわりと思い やりの心で生きたい」と願う人た ち「手話の会」の学習活動をご紹 介します。 -「手話の会Lのねらい _ みんなで生涯学習 1 多くの人々との心の交流を目指して -「手話の会」の活動から- 学習紹介⑮ 手話の学習活動を通じて、より 多くの人たちとふれあい、コミュ ニケーションを図り、その人たち への正しい理解と認識をもち、常 に福祉の心で生活することをねら いにしているということです。 2「手話の会」の運営 ○指導者 寺山 則夫先生 ○代表者 和田 範子さん ○会 員 15名 ○活動日 月4回、第1・第3金 曜日は寺山先生の指導 で 第2・第4金曜日は自 主学習会 ○活動場 町公民館とコミセンで 所及び いずれの日も2時間の 時間 学習活動 ○会 費 無料 希望入会を認め、初めての方で も歓迎しますということなので、 挑戦してみてはいかがでしょうか。 3「手話の会Lの活動内容 「手話表現」や「手話をする時 の心得」そして「ボランティア括 ■ 動」などが主な活動内容で、楽し みながら学習しているということ でした。 「手話表現Lの学習では、あい さつ、数の表し方、そして質問の 仕方などの表現から日常よく使用 する表現に至るまで、指導者の先 生の適切なご指導をいただきなが ら、会員一人ひとりが目標を持ち 学習しています。 また、手話化された単語数が約 5、000語もあることから、会員 相互による手話表現のための自主 学習会を取り入れているというこ とで、この学習意欲と熱意には頭 が下がる思いがしました。 そして、手話を生きた言葉とし てとらえること、繰り返し練習す ること、自分の伝えたいことを正 しく伝えられるように工夫するこ と、など常に心がけているそうで す。 「手話を始める前の心得」とし て、主に次のことに気を配ってい ます。 ①相手からよく見える位置で、ゆ っくり、はっきり表現すること ②表情をつけて表し、自分の気持 ちが相手に正確に伝わるようにす ること ③声もいっしょに出すようにする こと ( 「ボランティア活動」として今 までに参加した主なものを挙げま すと、「ろう学校への行事」や「身 体障害者の行事活動Lそして「水 戸地区障害者スポーツ大会」など で、多くの人とふれあい、福祉の 心を育んでいます。 4手話の魅力は 「手話の会」の会員数人に手話 の魅力について伺ってみました。 「手話を使っての交流が楽しい」 とか、「手話は相手と見つめ合う ことから始まるのが魅力です」「多 くの人とコミュニケーションがで きて楽しい」 「手話を使う仲間の 笑顔が忘れられない」 「手話通話 ができるようになり、自分の心が 豊かになったような気がします」 などの言葉が返ってきました。 5これからは 「ボランティア活動への参加に 力を入れ、福祉活動への協力をし ていきたい。また、手話は習うこ とより使うことで身につくという ことを心がけ、多くの人とふれあ い、楽しみをわかち合いたい」と いうことでした。 そこには、手話を学ぶ人たちの 人を見る温かい眼差しがありま した。 広報じようほく

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