広報じょうほく No.411 1996(平成8)年 6月
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一宮田さん 「写真を撮ることは、すべてが 難しい。小遣いの範囲でそろえた 機材だけはそろってますよ」 町の2名が人選 二科会茨城展(写真の部) 宮田 久徳さん(上人野宿) 瀬谷 博子さん(石塚下町こ そう課そんして話をしてくださ った宮田さんは、このたびの二科 会茨城展の写真の部で、福島県の 秋の山の色合いをモチーフにした 平成7年の合同展で、 入賞したときの作品 〝樹林晩秋〞で、見事入選されま した。しかもプロアマ問わず応募 する中、平成5年の初応募以来4 年連続で、平成7年には、全国か らの応募があった合同展で入賞も 果たした実力です。 宮田さんが写真をはじめたきっ かけは、子どもの七五三の写真を 撮ったとき、満足のいくものが撮 れなかったためということで、そ れから時間をみつけては、白鳥の 訪れる古徳招をはじめ、日光いろ は坂付近や富士山、宮城県、北海 道などへ出かけて、自然や動植物 を題材にしているということです。 3月中旬ころの古徳沼は、白鳥を 被写体にするカメラマンであふれ 午前3時ごろには車を停めるスペ ースもないほどだそうです。これ からは、スナップ写真も撮ってみ たいと意欲のほどを語ってくださ いました。 「題材は豊富にあるけど、自分 でもまだまだわからないことが多 い。みんなに教わりながら、自分 でも勉強しながらやっていきたい。 人の写真を見ることも大切ですね」 そう話してくださった横顔は、こ れからもシャッターチャンスを逃 がさずものにするという自信に満 ちあふれているように感じられま した。 -瀬谷さん 知り合いの方に撮影旅行がある ことを教えていただいたので、そ の企画に参加して撮った写真を応 募したという瀬谷きん。一昨年に 続いて、今回2回目の入選を果た しました。 「写真を撮るようになったのは ここ3年ぐらいですね。車の免許 がないので、町の光画クラブの皆 さんと一緒に出かけたときや、旅 行の中で行動のじゃまにならない ように撮っています。クラブに入 ってからは回数も増えたし、指導 してくださる方が多いのでとても うれしいですね」 景色よりも動きのあるスナップ を撮るほうが好きということです が「場面にのまれて被写体に撮ら されているような感じなので、良 い写真は撮れないですね。一生、 趣味の域を脱しないんじゃないで しょうか」と控えめな瀬谷さん。 今後は、カラーとは違った表情が 出るモノクロにも挑戦してみたい ということです。 「姉と尭」 瀬谷さんガ中国で 撮影したときの1枚 広報じょうほく
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