広報じょうほく No.407 1996(平成8)年 2月
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「剣道は、礼にはじまり、礼に おわる」とよく言われるように、 至誠一貫(同じやり方で、純粋な まごころを貫き通すこと)剣道を 志す少年剣士のりりしい武者ぶり を見たとき、心の高鳴りをおばえ ました。 今回は、生涯、剣道をこよなく 愛する少年たちを育ててきた、剣 道スポーツ少年団の活動について ■ みんなで生涯学習 常北町剣道スポーツ少年団の活動 一生涯を通じて剣道を愛する 少年の育成をめざして- 学習紹介⑳ /■l\ ご紹介します。 1 剣道スポーツ少年団のおこり 昭和50年ごろ、町の剣道好きの 人たちが、中学校で町の剣道スポ ーツ教室を開いたのがきっかけで す。 昭和57年4月、長年剣道を愛し てきた町在住の同好の人たちが、 日本の国技である剣道のよさを少 年たちにわかってもらいたいとの 願いから剣道スポーツ少年団を結 成し、現在に至っています。 本年で14年目になります。 2 剣道スポーツ少年団のねらい 少年の心身を鍛え、己にうち克 つ強い心を養い、人としての資質 を高めるとともに、心身ともに健 全な青少年の育成することをねら いにしています。 それと同時に「日々けいこを」 をモットーに、団旗を掲げ、毎日 の生活の中に生かし、礼儀正しさ の中に楽しさをも求めています。 3 剣道スポーツ少年団の活動 現在の団員は、19名(男17名、 t 女2名)の小学生で、蒋導者は、 小野昭先生をはじめ、6人の父兄 の有段者が顔をそろ、え、子供とと もに汗を流しています。 活動は、木・金・土曜日の週3 回。午後5時30分から7時30分ま で、町のトレセンで剣道のけいこ を行っています。 また、活動の一環として冬はス キー、夏はキャンプ、秋はバーベ キューなど幅広い活動を行い、団 月相互の交流を図っています。 4 剣道スポーツ少年団のけいこ けいこは、基本げいこ、試合げ いこ、特別げいこなどが中心にな ります。 基本げいこでは、素振り、かか りげいこ、互捧げいこなどが中心 です。 試合げいこでは、主にわざを磨 き、人間性を高めるため、他のス ポーツ少年団との交流を図ってい ます。 「試合では相手の間や呼吸をは かり、すきをみぬき、己の志気を 高めて、いかに攻め込むかが勝敗 の鍵になるL。ということでした。 恒例の特別げいこの一つである 「寒げいこ」について話を伺いま した。 寒げいこは、・寒さに強い心身を きたえることをねらいに、本年は 1月4日〜12日まで行いました。 ( また、団扇たちに、寒の一番寒 いときになぜけいこに励むのかを 「私たちの祖先は、縄文、弥生 時代の苦から、生き続けるために 冬の寒さをいかに耐えしのぐかが 大きな問題だった。初めのうち人 類は、食穐を貯蔵し、大の中に毛 皮をかぶって、ひたすら春のくる のを待ちわびる生活をしていた。 が、そのような消極的な態度では、 厳しい自然の変化についていけな いことを知り、冬といえども外に 出て、頭と体を使って狩猟にうち 込む方が生きのびられることを悟 り、それが寒げいこになったノと 話しています。 団員たちが、この寒げいこを通 して思いやりのある、忍耐心の強 い人間に生まれ変わってくれると 信じているということでした。 5 今後の課臨として 剣道のよさがわかり、生涯を通 じて剣道を愛する少年をどのよう にして育てていくか、ということ です。 × × × ※ 生涯学習についてのお問い合 わせは、町生涯学習推進室まで ご連絡ください。 ℡288-311⊥ (内線355)

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