広報じょうほく No.406 1996(平成8)年 1月
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成人式を 迎えたあなたに 皆さんの身近にも国民年金や厚 生年金、共済年金といった公的年 金を受けている方がいると思いま す。 私たちはどのような時に年金を 受け取れるのでしょうか。高齢や 障害のために働けなくなったり、 一家の働き手が死亡して生活に困 った時に、公的年金は支給されま す。健康保険のような医療保険は、 病気やけがをした時にすぐに保険 のお世話になるのに対して、年金 は長期的な視点から私たちの生活 基盤を保障してくれています。し かし、このような老齢年金、障害 年金および遺族年金は、公的年金 制度に加入していなければ支給さ れません。 空威になった皆きんは、国民年 金などの公的年金に加入する義務 があります。公的年金が生涯にわ たり私たちの生活を保障すること ができるのは、若い世代が必ず公 的年金制度に加入して、年金受給 者の支払いに必要な費用を負担す るという世代間扶養のしくみがと られているからなのです。 つまり、若い世代が納める保険 料が、今の高齢世代の生活を支、え、 その若い世代が高齢になったとき には、次の世代の納める保険料が 生活を支えてくれるのです。 公的年金制度は世代とせ代の支 え合いを基本理念として成り立っ ています。成人式を迎えたあなた へ。ぜひ国民年金などの公的年金 に加入しましょう。 年金はまだ無縁だと思っていま せんか。公的年金制度は年金を支 給する以外にも、加入者や受給者 の健康増進のために、厚生年金会 A、B、Cの絵は左側のどの絵と合うでしょう。 一つ合わない絵があります。 館や厚生年金病院あるいは低料金 で利用できる保養・宿泊施設など を設置しており、若い人たちにも 利用されています。 さらに年金の積立金は、住宅資 金や教育資金として貸し付けられ たり、老人ホームや廃棄物処理施 設など、国民福祉の向上に役立つ 施設の整備にも利用されたりして います。このように、公的年金は 若い人たちに無縁なものではなく、 極めて身近なものであり、皆さん の暮らしに役立っています。 広報じょうほく
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