広報じょうほく No.405 1995(平成7)年 12月
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「踊っているとき、なにもかも 忘れて踊りに熱中できます。そこ にいきがいを見つけましたノと西 川流芳謡会の代表者、樫村はまさ ん一はお話しをしてくださいました。 今回は、自主的に学習をしてい る「西川流芳譲合Lの活動につい てご紹介します。 ■ みんなで生涯学習 lまう よう かい 「西川流芳謡会の活動」 -「踊り」にいきがいを求めて- 学習紹介㊨ ′-1\ ー 「西川流芳謡会」の発足 昭和63年4月、踊り好きの7人 の仲間の人たちが、指導者梶山芳 子先生の籍導のもとでスタートし ました。 この踊りの会は、梶山先生が日 本の代表的な民舞「西川流」の師 範であり、それを継承したいとい う願いから「西川流芳話合」と名 付けられました。 「西川流」は、日本の代表的な 舞踊の一つで、歴史はたいへん古 にLかわせんぞう く、元禄時代に初代西川扇蔵(千 歳とも仙蔵ともいう)が、おこし たそうです。 現在は、正派西川流、名古屋西 川流、宗家西川流の西川三流のほ か新西川流などの新しい流れもお こり、現代に至っているというこ とでした。 2 「西川流芳謡会」のねらい はじめは「踊りの芸をみがく」 ことをめざしていましたが、今で は「踊りを通して、多くの人たち とふれあい、食いあい、芸を高め ていくと共に自分から楽しみをも つ」とい、γように年を経るにつれ て変わってきたというのです。 樫村さんは「ぼけ防止や豊かな 心づくりに大変役立っていますノ と強調していました。 3 「西川流芳謡会」の活動状況 毎月3回、土曜日の午後7時30 分から9時30分までの2暗闇石 原公民館でおきらいしています。 練習の中心は掛りです。8年目 に入り、「祝舟」 「長良川艶歌」 「黒田節Lや「佐渡の恋歌」 「む らきき雨情」ほか23曲の踊りをマ スターしたということです。 現在は、藤あや子のヒット曲 「女泣川」の踊りに取り組んでい るということでした。 主な活動として、年1回、水戸 芳話合主催の「民謡、民舞の発表 会L、小松小での「敬老会」、地 域での1夏祭り」などに毎年出演 しているということでした。 4 踊りをしていてよかったこと 3人の会員に三日ずつ伺ってみ ました。 ○飯村志づかさんは「お客さんか ら柏手をいただいたとき、本当に 幸せを感じます。毎日いきがいを もち、楽しい気持ちで生活してい ますゾということでした。 ○柏みよさんは「多くの人たちと ふれあうことができ、ばけ防止や ( 健康づくりに役立っています。 『踊り』に熱中できる毎日で、と ても喜びを感じますノと話をして くださいました。 0飯村みつのさんは「踊りのおか げで腰の痛みがとれ、すっかり元 気になりました。また、踊ってい るときが何よりも楽しいです㌦と 目をかがやかせていました。 5 今後の課題 「好きな者同士が伸よく楽しみ ながら踊ることとみんな元気で、 1日も長く続けていくことが課題 ですぃと樫村さんは柔和な顔をの ぞかせてくれました。 そして、「もっと多くの会員を ふやし、喜びをともにわかちあい たいゾと語気を強めました。 会員たちがいきがいをもって踊 りに取り組んでいる姿に接し、美 しさとすばらしさとを感じとるこ とができました。 そこに生涯学習の意義を見い出 した思いがしました。 ×× ×× ×× 寮 生涯学習についてのお問い合 わせは、町生涯学習推進室まで ご連絡ください。 学習相談や各種学習情報の提 供を行っています。 ℡288-3111 (内線355) 広報じょうほく
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