広報じょうほく No.403 1995(平成7)年 10月
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金0 年 民 国 A & Q、高齢化の進展に伴い老人が増 え若者が少なくなることから、 将来、国民年金は支払えなくな るのではないか。また、支払っ た保険料に見今っ年金額が受け られなくなるのではないか。 A、国民年金などの公的年金は、 国が責任をもって、長期的に健 全かつ安定的に運営しますので、 将来、年金がもらえないという ことはありません。 公的年金制度においては、年 金を受ける側とその財源を負担 する側との合意が大切であるの で、年金額と保険料の水準を決 定するにあたっては、老後に受 け取る年金額はどの程度であれ ばよいのか、あるいは、若い人 たちがどの程度なら負担が可能 なのか、その両方のバランスを うまくとりながら合意を形成し ていく必要があります。このた め、少なくとも5年に1度は年 金財政の見直しを行い、将来の 年金支給に必要な額と、その財 源となる保険料の予測をたでる ことにより、健全な年金財政を ( Q、学生は収入がないのに20歳だ から国民年金に入り、保険料を 納めろと言うには無理があるの ではないか。 A、20歳以上60歳未満の人ほすべ て国民年金に加入することとな っていますので、学生の方であ っても加入し、保険料を納付す ることが必要です。これは学生 期間中の病気やけがによる障害 についても保障する必要がある ことから、このような仕組みに なっているわけです。 維持することをめざしています。 そして、この予測を踏まえて、 年金額及び保険料の見直しを行 います。その際、年金額につい ては、高齢者世帯の平均的な消 費支出水準の保障、さらには年 金額の目減りを防ぐための完全 自動物価スライドの実施、また、 保険料については、租税など、 他の公的負担と併せて所得の50 %程度にとどめるという考えに 立って、見直すこととしていま す。 このように年金額、保険料の 双方ともに、生活水準の向上な どの社会経済情勢の変化に応じ て見直しが行われています。 しかし、学生の方は一般的に は稼得能力がないかまたは低い と考えられますので、世帯主が 世帯員である加入者の保険料を 連帯して納付する義務を負うこ ととなっています。 そこで、親にとって負担があ まり重くならないように、親の 収入によっては保険料の納付を 免除するという、学生のための 免除制度が特別に設けられてい ます。もちろん、学生本人に所 得税が課せられるときは免除に なりません。 なお、保険料を免除きれた期 間分については、将来受け取る 老齢基礎年金は、3分の1の年 金額になります。これを満額に するには、後日収入が確保でき るようになったときに、当時の 保険料を追納(追納できる期間 は10年以内)することができま すので、追納の手続きを忘れず に行ってください。 国民年金に関する お問い合わせは 役場住民福祉課年金係へ ℡28813111 (内線105) ( (そのニ) 日光戦場ケ原と 高徳牧場を詠む たきおと たきみちゃや 滝音のほかは聞こえず滝見茶屋 加倉井 峰 雪 ぎ.≠コ」う ち きりなが 行幸の地に霧流れくる夕べ 先 崎 つとむ つゆくらはこらせきほとけ 梅雨暗し両に寂として仏 桐 原 桂 花 うみひら てんかい きりは九∵ま 湖展けゆく天界の霧晴間 園 部 登美子 ますきりのぺおく とぎれつつ貧しき霧の野辺送り 所 美代子 な「 けが 汚れにはかかはりもなく夏あぎみ 関 ち 江 きんすい あつたき 山水をここに集めて滝はげし 仲 とおつくお つばめ 燕ひるがえる遠くに筑波置き 飯 村 のぽる つ ゆぎり ひ.けしり けしさつ 梅雨霧や聖の山のうす化粧 宇 野 英一 いき そっ じJつど えんでんか 潔し憎も浄土も炎天下 小 野 草葉子 応\れあい俳句 広報じょうほく
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